『ユリディケ』改訂版の大幅な加筆訂正について2020年08月28日 09:43

『ユリディケ』改稿にあたっては、最初に執筆したときの息吹を残したいとの思いで、
できる限りオリジナルのままでと思っていましたが、四部作を踏まえて進めるうち、
大幅に加筆訂正する方向に舵を切ることとなりました。

グルバダ(ダイロス)の描き方や、終盤の展開に疑問が出てきたこと、
また、四部作のこのキャラは、いくらなんでも転生して話に出てくるはずだろう、
と思われる人物を新たに登場させたことが、その主な理由です。

この静養期間に、膨大なファイル(地図なども含め)をのんびり整理しています。
エピローグまであと少し。完治したら、元気に続きに取りかかります。
大変申し訳ありません。どうかいましばらくお待ち下さい。

薔薇水晶2020年08月27日 09:34


薔薇水晶

『ユリディケ』は児童文学の出版社から出たからか、小学生や中学生のお子さんから
ファンレターをもらいました。
可愛らしい文字で一生懸命書いてあるお手紙は、どれも心がこもっていて、嬉しかったです。
どなたにもお返事を書きました。

たいていはそれで終わるんですけれど、時には、その返事に返事が返ってくることがあり、
しばらく文通をしたお子さんたちもいました。

この薔薇水晶は、最初は小学生だったひとりの女の子が、お守りにしてねといって
贈ってれたもので、いまも大切に持っています。
ローズクォーツというのが一般的ですね。ほかにもいろいろ呼び名があるようですが、
なかでも、薔薇水晶という響きが好きです。

小学館の雑誌に、きたのじゅんこさんと連載をしていたとき、この水晶をテーマに
小さな物語を書きました。遠いアトランティスの姉妹の物語。

石には幼いころから惹かれてきました。
生まれ故郷の岐阜には、大理石の山があったり、鉱物がたくさん取れる山もあるようです。
子どものころ、近所にあった、砂利が敷きつめられた空き地には、色んな色の石が
ころがっていて、探すのが楽しかったのを思い出します。
そんなこともあって、わたしの物語には鉱物がたくさん出てくるのかな。

先日また耳の検査に行ってきて、いまの漢方薬での治療を二か月か三か月続けることに
なりました。
完治の可能性は30%と言われたので(「治るって言ってあげたいんだけどね」と優しい
先生)、その30%に滑り込むよう、しっかり静養しようと思います。
そんなわけで、いままでできなかったことをしています。
友だちに手紙を書いたり、本を読んだり、録画してあった番組を見たり。
体温を超える気温が続いていたので(エアコンを入れても家の中が30度以上!)
それも少しずつ、ですけれど、心も身体もほぐれるような気がします。

本当に、こんなにのんびりしたのは、10年ぶりぐらいかなぁ。
ほとんど小説が読めなかったので、この機会にと、たまっていた本も
ゆっくり読んでいます。
(エッセイは読めるのですが、執筆中は自分の物語に集中しているため、小説は
読めないんですよね。話が頭にぜんぜん入ってこないんです。)
それで、ここ数日読んでいた本に、ローズクォーツが出てきたのでした。
その本のことは、またいつか書きますね。

ペルセウス座流星群2020年08月15日 21:42

今年のペルセウス座流星群は、12日から13日の未明が見頃と聞いていました。
最近は早めに休んでしまうので、12日の夜はあきらめて、13日の未明(3時過ぎ)、
目が覚めたとき、窓の外を見てみました。
下弦の月がまばゆく輝いているのに、ここ最近、見たこともないほど、
星がたくさん瞬いていました。(でもさすがに天の川は見えなかったです。)
数分間じっと見つめていると、ひとつ星が流れました。それから少しして、
今度はふたつ立て続けに。
まだ身体がだるくて、そこで寝てしまったのですが、心洗われるようでした。

幼いころから星が大好きでよく眺めていたのに、大学一年になるまで、
流れ星を見たことがありませんでした。
その十八歳の夏、初めて見たのが、ペルセウス座流星群だったのです。
アーチェリー部の合宿で行った野辺山の、最後の夜のことでした。

野辺山といえば、巨大な電波望遠鏡で知られていて、ランニングの途中で
その勇姿に見とれたものです。
(1993年に、巨大ブラックホールが存在するという証拠をつきとめ、
世界をあっといわせることになる電波望遠鏡です!)

厳しい合宿が終わった解放感で、一年生の男女みんなで、深夜、合宿所から
射場まで、懐中電灯片手に歩いていきました。
なにしろ、なんにもない田舎道。真っ暗なのです。
そして、広々とした射場について、見上げた空にびっくり。
降るような星空です。
天の川がくっきりと見えました。天の川を見たのも、生まれてはじめてでした。
星たちが色とりどりだと知ったのも、この夜です。
あんまり星が多くて、星座がわからないほどでした。
そうしてみんなで見上げているとき、いくつも星が流れました。
ペルセウス座流星群でした。

今回は、雨のところもあったようですが、それでも、雲の上には流星が
降っていたのですよね。
コロナ禍や、争いの絶えない地上を、星たちはどう思っているでしょう。
今日は終戦記念日。長い戦争が終わった日です。
大好きな祖父の命日でもあり、忘れられない日です。
どうか、ずっと、戦争のない日本でありますように。
そして、世界中が平和になりますように。

猛暑が続いています。今日も体温を越える暑さでした。
そうした気候も関係しているのでしょうか、
耳は、良くなったと思ったら、また聞こえなくなるというのを繰り返し、
ステロイドの治療は1クール終わって、現在漢方で治療しています。
(これでもだめなら点滴を毎日続けるとか、入院するとか、あるそうですが、
できれば、飲み薬でなんとかしたい。)
『ユリディケ』の連載は、ごめんなさい。しばらく休載します。
のんびり少しずつ書くということができなくて、始めるとつい根を詰めてしまうので、
まずは、身体をしっかり回復させようと思います。
どうぞよろしくお願いします。

『ユリディケ』連載再開しました2020年05月13日 10:15

お待たせしました。本日、『ユリディケ』のネット連載、再開しました。

休載のあいだ、サラファーンの星四部作を書いたあと、しっくりこなかった終盤を
もう一度見直すことができて、助かりました!
予定より少し章が増えると思います。現在33章を書いています。楽しみです。

それから、ダイロスの迷宮跡とその周辺の見取り図をチェックして、
すでに公開していたヒューディが宮殿にもぐりこむあたり(29章後半)
動きに無理がないよう、少し加筆訂正しました。

公開後の変更になってしまってごめんなさい。
ヒューディが苦労して宮殿内部に侵入するというストーリーは変わりません。
旧バージョンの『ユリディケ』で、その部分はかなり劇画タッチだったので、
そこも少し違和感があり、いくぶん調整しました。
デビュー作の雰囲気をできるだけ残したいという思いもあり、最後まで葛藤。
ようやく、落ち着きどころを見つけた次第です。

時々、誤字脱字を指摘してくれる友人たちがいるので、そんなときは
こそっと直しています。
編集者や校閲者のチェックがないので、無法地帯なのです。
皆さんも、なにか見つけたらどうぞ教えて下さいね。よろしくお願いします。

『ユリディケ』4月の連載休みます2020年04月02日 20:29

ごめんなさい!
『ユリディケ』改稿版の更新、今月はお休みします。
待ってくださっている皆様には、本当に申し訳ありません。

次回、第31章は、5月13日に更新します。
1月に、サイトのお知らせポップアップを、休載のお知らせに使うことがないよう
頑張りますと書いておいて、心苦しい限りですが、どうか一か月余裕をくださいね。

現在、コロナウイルスの感染拡大で、不要不急の外出ができない状態が続くなか、
せめて、家で読めるネット連載を提供することが、わたしのできることなのにと思って、
なかなか決心がつきませんでした。

けれど、終盤、大きく加筆訂正したい部分がでてきて、
自分自身が納得できる作品にしたいという思いが強くなってきました。
わたしは、推敲魔で、とにかく推敲しまくります。作者のわがままかもしれませんが、
少しでも完成度を上げ、掲載したいと思っています。

ブログは、小説とはまったく別のものなので、これまで通り続けますね。
キャラクターや国の紋章など、まだまだたくさんのことが、お話ししきれていません。
世界的に重苦しい状況で、ちょっと肩の力を抜けるような日常の話題もしていきたいと
思っています。

それと、新たな職場でスタートを切った荒川ディレクターが、
現在、公式サイトの伝説ページの仕上げをしてくれていますので、
明日4月3日には公開できると思います。

〈サラファーンの星〉に出てくる伝説や歌を集めたページですが、
『ユリディケ』の改稿バージョンにかかわるものもあります。
これからそのWEBページの最終チェックに入ります!

『ユリディケ』改稿版ネット連載〜今後の予定2020年01月10日 20:17

先ほどリハビリの帰り、ふと見あげた空に、満月がかかっていました。
澄んだ白銀の輝きが、とてもきれいでした。

さて。8日に『ユリディケ』の改稿版、第25章を公開しました。
旧バージョンは全26章(25章とエピローグ)。
そのままの章立てだと、今月後半に終わる・・・はずでしたが、
改稿にあたり、追加シーンが多くなり、31章とエピローグに。
これまで通り月二回のペースで進めば、最終回は、4月22日の予定です。

ネット連載の、「ごあいさつ 復刊に寄せて」に書いたように、
「つたなけれど、最初に執筆したときの息吹を残したい」との思いは、
いまも持っています。
残せる部分はできるだけ当時のままで、との思いです。

その上で、サラファーンの四部作を書いた後に出てきた矛盾、
当時は知らなかったこと、また、どうしても納得できない部分は
やはり、手を入れたく、不必要なシーンはカットし、
必要なシーンを加え、会話にも手を入れています。
銀色狼とユナの邂逅シーンは、どうしても浮かんできて、
ここしかないでしょう、というところに入れました。
(四部作の『石と星の夜』の、リーヴと銀色狼の邂逅シーンを
意識しています。)

連載開始の前に、一度ざっと改稿作業をしたので、
そこからはそれほど変わらないだろうと思っていたのですが、
物語は生き物のようで、なかなか予定通りにはいきません。
登場人物たちは、それぞれの意志を持っていて、誰に似たのか、かなり頑固!
こちらも腹を据え、精一杯、その声に耳を傾けているところです。

実は、『ユリディケ』サイトには、お知らせがポップアップする仕掛けが
ひそませてあります。
荒川ディレクターが、電子ブックになりました、なんていうお知らせを
告知するときのためにと、作ってくれました。
(そんなことになったらうれしいし、
「紙の本になりました」というお知らせをなら、もっとうれしいなぁ。
ただ、それはネット連載の反響次第。わたしとしては、祈るのみです。)

荒川ディレクターに、「もしかして、連載を一か月休止します、
なんてことにも使えますか?」って聞いたら、笑って、「そうですね」。

わ、すごい誘惑。なんと便利な秘密兵器・・・。と、心の悪魔がささやきました。

しかし! そんなことにならないよう、「お知らせポップアップ」は、
未来のために、大切にとっておけるよう、改稿作業、頑張って進めていきます!

1月14日 追記:
現在、構成を見直しているのですが、もしかして、32章とエピローグに
なるかもしれないです。その場合は、最終回は5月になります。