自宅療養しています2024年07月29日 21:21

退院して自宅療養しています。
明日は3回目の抗がん剤の投与を受けに病院に行ってきます。
3週間に一度、全部で6クール。
1クール目は病院で過ごしました。副作用が強く出て、痛みと戦う日々でした。
次の投与が始まる前、痛みが和らいできましたが、
また次のクールが始まると、同じ副作用が出て、2クール目も痛みとの戦いでした。
明日の3度目の治療を前に、昨日、今日は身体が楽になっています。
また厳しい日々が始まるので、今日のうちにブログを書いちゃいます!

罹患したのは、悪性リンパ腫という血液のがん。ものすごく種類が多く、
精密検査をいくつも経て、タイプを見極め、抗がん剤の種類を含めた治療法を決めます。
当初は7月下旬の入院予定で(今頃ですね)、それまでに体重を増やし、
体力をつけるつもりでした。抗がん剤治療は体力勝負と聞いていたので。
ところが、精密検査をしていくと、月単位で進む進行の早いがんだとわかり、
待つ余裕はないとのことで、急遽の入院となりました。

副作用は個人差があるのですが、やはり体力がないせいか、私の場合、副作用が
いくつも出てしまいました。
中でも強く出たのが口と胃の粘膜で、ご飯を食べると飛び上がるほどしみて、
胃も痛く、食事がとれなくなったのが辛かったです。
味覚障害もあり、水や落ちゃが気持ち悪いほど甘くなって、
大量の薬を飲まなければならないのに、本当に困りました。
夕食に激辛のチリソース煮が出たと驚いたら、ただのトマトソースだったり、
杏のシロップ漬けが苦かったり、ご飯はむっとして食べられなかったり、
さまざまな食物の匂いや味が変わりましたが、栄養士さんが、口が痛くても
食べられるよう、日々工夫してくれました。
胃の痛みで七転八倒し、眠れない夜が何日も続いたときには、
看護師さんが何度もお腹を温めるタオルを持ってきてくれたり、
先生も常に明るく前向きで、本当にたくさんの人に助けられました。

2クール目からは通院治療に入りましたが、痛みは同じところに出て、
先生に相談して胃薬を変えてもらい、1クール目の激痛よりは、耐えられます。
一日寝込んでしまう日もありますが、寝てばかりいると筋肉が落ちるので、
少しでも歩くようにとのことで、最も痛みのやわらぐ早朝、歩ける日は歩いています。

抗がん剤の影響で、白血球が減るため、それを増やす注射を毎回、5日連続で
受けています。
経験者の友だちから、ものすごく痛い注射と聞いていて、先生や看護師さんからも
この注射はとても痛いと聞いたのですが、私の場合、あまりに胃の痛みが強くて
それに比べると全然大したことなかったです。

病院では大部屋で音楽が聞けませんでしたが、家では、痛みを紛らわすのに
モーツァルトや好きな歌手の音楽を聴けるので、通院で過ごせるのは助かります。
ただ、痛みと折り合いをつけるのでいっぱいいっぱいで、
大好きな読書も、録画しておいた映画をテレビで見るのもできなくて、
何をするにもエネルギーが要るのだと思い知りました。
でも、スポーツ観戦はできるので、パリオリンピックに救われています。
さまざまなドラマもあり、心揺さぶられます。堀米選手や男子体操の大逆転の
諦めない強い心には、勇気をもらいますし(私も頑張らなくちゃ!)
馬術も素敵だったし(バロン西さん以来とのことで、映画の硫黄島を思い出します)、
負けてさる選手もみんな素敵です。阿部詩さんの胸中は想像することさえできませんが、
この辛い経験が必ず彼女の未来につながると信じています。

ただ、平和の祭典なのに、戦争の停戦も見えず、悲しいです。
大規模な災害も起きて、胸の痛む事件も多いですね…。世界中の平和、
穏やかな日常を願ってやみません。

今日、朝から少しずつ、休み休み、ようやくブログを書けました。(よかった〜。
乱文と思いますが、読み直すと、投稿迷ってしまうので、このまま投稿します。)

明日から第3クールに入ります。
支えてくれる家族や友だちには、感謝の気持でいっぱいです。
ブログ、またしばらくお休みします。
本を読んだり、テレビで映画を鑑賞したりできる日も、きっと近いと思います。
そんな日々と、いつか仕事を再開できる日を楽しみにしながら、治療療養に専念します。
災害級の暑さが続きますが、みなさまどうぞご自愛ください。