冬至の夜に平和を願う2024年12月21日 17:11

今日は冬至ですね。本当に日が落ちるのが早かったです。

痛ましい事件が続いて悲しくなります。世の中が殺伐としてきているのでしょうか。
それでも、世界から希望は消えていないはずと信じています。
事件でも、戦争でも、病気でも、亡くなった人たちが、彼方から安らかにこの世界を
見守っていられるような、そんな社会にみんなでしていけたらいいなと思っています。

ノーベル平和賞の授賞式も、心揺さぶられるものでした。
核は抑止力にはならないし、世界からなくしていくことこそが、平和への道だと私も
信じています。
原爆でなくなった方々に対して、日本政府がまったく償いをしていないことは
衝撃でさえあります。
戦争を始めたのは日本です。そうでなければ、原爆は落とされなかった。

被団協の方々とともに、高校生平和大使がオスロを訪れたことにも胸が熱くなりました。
若い人たちに確実に受け継がれていて、その方たちが、世界の舞台で堂々と熱心に
核廃絶への声を上げていることに、希望を感じます。私もずっとその思いを発信して
いきたいです。

福島のことを忘れて(忘れたふりをして)今回のエネルギー基本政策で、
脱炭素電源として原発を最大限活用する、と舵を切った政府の方針は、とうてい
受け入れられません。廃炉の問題ひとつとっても、原発は決して安いエネルギーでは
ないし、日本ではいつどこで地震が起こっても不思議はない国です。
いまだに故郷に帰れない人たちがいることを、忘れないでほしいです。

戦争や紛争のニュースが聞こえない日はありませんが、ノーベル平和賞の受賞と同じく
嬉しいニュースもありました。
福岡高裁で、同性婚を認めないのは憲法違反だという判断がくだされました。
二審での違憲判断は、札幌、東京に続いて三例目です。
名古屋では、一審で違憲と認められていて、来年3月に二審の判決が出ます。
きっとだいじょうぶと信じています。

〈サラファーンの星〉にも、LGBTQ+の人たちが登場します。
はっきり言及していませんが、なんとなくわかるかな、と思いながら書きました。
キャラクターについては、読む方々が自由に想像するのが一番いいわけで、
ネタバレしてしまうといけないかな、という思いもあるのですが、
LGBTQ+の人たちを応援したい思いがいっぱいなので、
そんなお話も、これからしていけたらと考えています。

金子みすゞがうたったように、「みんなちがって、みんないい」
そんな社会であれば、戦争も紛争も、核兵器も、恐ろしい事件もないはずで、
自然災害は防げないとしても、みんなで助け合っていけるはずです。
静かな冬至の夜。世界の平和を願っています。

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