3月11日 13年目の祈りの日2023年03月11日 17:07

東日本大震災から12年。今日は犠牲になった方々の13回忌です。
2時46分、テレビに映る被災地の方々とともに黙祷を捧げました。

信じられないくらい大勢の方が亡くなり、未だに行方不明の人も、
仮設住宅で暮らしている人も多いという現実。
守ることができた命、防ぐことができた被害もあったことを思うと、
いっそう胸がしめつけられます。
学校の裏山に逃げれば助かった大川小学校の子どもたち…。
今、『「生きる」大川小津波裁判を闘った人たち』というドキュメンタリー映画が
公開されています。
また、地震の3年前、最大15.7メートルの津波が来る可能性があるとの
報告を受けながら、対策を怠った福島第一原発…。
3年あれば、あの日の津波を防ぐだけの防潮壁を充分に築け、未曾有の原発事故は
起こらなかったはずです。

震災の記憶が風化していっているのか、目先のことしか考えていないのか、
政府は、原発の運転期間を延長する法案を閣議決定しました。
この地震大国で、都市開発が進み、高層ビルが次々と建てられていることには
不安と違和感を覚えます。
なによりも、東北の復興(他の地震や災害の被災地もふくめて)が第一では
ないでしょうか。
世界情勢を理由に原発回帰するのではなく、この機に再生可能エネルギーを増やし、
食料を国内でまかなえるよう農業に力を入れてほしいです
被災地を訪れたとき、若い語り部の方に聞いた言葉が、ずっと心にあります。
「亡くなった人たちも、みんなで一緒に生きている」
被災地や弱者に寄り添う国になってほしいと切に願っています。

暖かな日が続いていますが、東北では本格的な春はもう少し先でしょうか。
震災の犠牲になった天国の人たちに、そして、今も辛い思いをしている被災者の方々に
心からの祈りを込めて、名古屋で咲き始めた青空に映えるミモザの写真をアップします。

咲き始めたミモザ

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