フィギュア団体、値千金の演技&笑顔と涙の銀メダル ― 2026年02月09日 19:14
ミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケート団体戦。
なんてドラマチックで素晴らしい試合だったことでしょう!
アメリカと1点差の銀メダル。
そして、メダルよりも輝いていたのは、選手たちの演技とチーム力。
みんな本当に仲良くて、応援も温かくパワーがこもっていて、心揺さぶられました。
アイスダンスのうたまさペアは、オリンピックは初めてで、団体のみの出場です。
予選ドキドキしましたが、アップテンポな曲に乗って、最初から最後まで明るく軽快に
滑りきって、本当に感動しました。若いペアがいつのまにかこんなに上手になっていて。
8位。立派です! チームジャパン、一気に盛り上がります。
坂本選手も感動して涙していたのが印象的でした。
(妹に指摘されて、あとで見直したら、鍵山選手の方がもっと泣いてました!)
そして、りくりゅうペア。ショートの曲はローリング・ストーンズの"Paint It Black"。
この演目、大好きなんです。本当にかっこいい。笑顔の演技が多かったふたりが、
曲調に合わせて強く真剣な表情で踊り、最初に見たときには心臓を射抜かれたものです。
ふたり重なって膝を広げてかがみ込み、大胆な笑みを浮かべるところもクール!
リフトやスロージャンプもダイナミックで目を見張りますが、ユニゾンが素晴らしい。
ジャンプもスピンも、影のようにぴったり合っていて、どうしてそんなにシンクロ
できるのか、本当に心震えます。
女子シングルは、坂本選手。ショートの曲”Time To Say Goodbye”は、昔からとっても
好きな、私の「とっておきの曲」なんです。サラ・ブライトマンとアンドレア・
ボチェッリ(彼、開会式ではトゥーランドットを歌っていましたね!)のCDは、今も
時々聴いています。ずっと前、すごく好きだったアイスダンスのペアが、エキシビションで
使って、その演技も、本当にロマンチックで素敵でした。
坂本選手、曲調にあったブルーのドレスも素敵だし、演技も美しく素晴らしかった。
男子シングルは深夜だったので(療養中のため、睡眠時間を確保しなくてはならず、
録画しました)ライブでは見なかったのですが、録画でも、すごく楽しめました。
鍵山選手の今季のショート、とっても似合っていて(小粋な男ってテーマでしたっけ?)
表情も表現もコミカルで、それでいてお洒落で、イタリアの観客のハートもがっちり
つかんだようですね。高得点だったし、マリニン選手のジャンプの失敗もあったとはいえ、
一位だったのもすごいです。
文句無しの決勝進出。アイスダンスのフリーダンスも、ライブでは見られなかったけど、
うたまさの「火の鳥」、飛翔感がすごく素敵で、またまたチームジャパンにはずみを
つける素晴らしい演技でした。
きっと、ふたりの演技人生でも、大きな飛躍となると思うし、日本のアイスダンス界に
とっても、そうなのではないかな、と思わせてくれました。4年後が楽しみ!
今朝のペア、女子シングル、男子シングルも録画でしたが(7時前に起きたら、終わった
直後で、銀メダルとっていて、表彰式はライブで見ることができました。よかった〜)、
みんなすごかったです。
りくりゅうの「グラディエーター」は壮大かつ繊細で、上手な人の演技はどれもそうですが、
あっというまに終わってしまいました。本当に心揺さぶられる演技。
可愛かったのは、キス&クライで自己ベストの点数を見たときのりくちゃんのリアクション。
びっくりして立ち上がって、両手を上げたとおもったら、その姿が一瞬消えて、
こけちゃっていたのでした。(コーチと木原選手に両側からすぐ助け起こされてよかった。)
キス&クライでは、みんなが大喜びするところも、とってもいいです。
もちろん、他の国の人たちも、チームメイトの活躍に喜んでいるんだけど、
ひいき目かもしれませんが、チームジャパンの喜ぶ姿は、楽しくってすがすがしいです。
みんながベストを尽くしているということも、あるでしょうね。
そして坂本選手。「愛の讃歌」をあんなふうに壮大かつ優雅に踊れるスケーターは
いないのではないでしょうか。
スピードもすごくてダイナミックなジャンプを活かしながら、指先に至るまで繊細で。
彼女のキス&クライも見逃せません。いつも感情を爆発させて、楽しいのですが、
今回はオリンピックだし、いつも以上の表現力?で、その上、ここで1位のアメリカと
並んだのですから、チームジャパン大いに盛り上がります。
団体戦の最後を飾るのは、佐藤選手。オリンピックデビューで、その前のマリニン選手が
200点を越えているのに、冒頭に目の覚めるような4回転ルッツ。その後のジャンプも
全てミスなく着地して、とてもきれいでした。「火の鳥」の曲がラストに向けて壮大さを
増すのに連れ、イタリアのお客さんたちも盛り上がって、それもよかったなぁ。
リンクを降りたところに、同学年でずっと一緒に頑張ってきた鍵山選手と三浦選手が
駆け寄って、よかったと声をかけ、そして、キス&クライ。
点数が出ると、自己新で(マリニンに迫る点数)みんなが泣いちゃって、特に鍵山選手と
坂本選手。ほかの選手がティッシュを取ってあげるほど号泣。
佐藤選手も泣いてしまって、こちらももらい泣きです!
メダルセレモニーもよかったです。ここでは全員笑顔! わたしもライブで見れて大満足。
その後のインタビュー。みんなこれから個人戦だけど、ひとことと問われると、
坂本選手、拳をあげて、「やったるで〜!!」
母と見ていて、爆笑でした。頼もしい〜!
チームジャパン、全員がベストな演技をして、仲も良くて、最高です。
未来のフィギュアスケートも、アイスダンスを含めて、明るいと感じられる素敵な
団体戦でした。銀メダル、私の中では金メダルです!
選手の皆さん、本当にありがとうございました&おめでとうございます!!
iPhone着地セーフ! ― 2026年02月05日 19:00
トイレに座った時、下でなにかガチャッという音が。
立ち上がって振り返ると、iPhoneが便座の縁に絶妙なバランスで乗っていました。
ジーンズの後ろポケットに入れていたのをすっかり忘れていたのです。
もう少し内側だったら、便器にドボン!というところでした。
フィギュアスケートの選手がジャンプで辛くも着氷した際、時々「あぶねー」
なんて言っていますが、そんな危機一髪の着地。
大谷くんなら、盗塁で走っていって、自分でセーフ!と両手を広げるところでしょう。
(たとえがおそれ多くてごめんなさい🙇♀️)
ミラノ・コルティナ冬季五輪が目前ですね。
フィギュアスケートを始め、ジャンプやスノボなど、楽しみな競技がいっぱい。
選手の皆さんには、プレッシャーを忘れて(なかなか難しいとは思うけど)
のびのびと楽しんできてほしいなと思っています。
嬉しい思いと同時に、冬季五輪といえば、四年前、北京五輪が終わった直後、
パラリンピックを控えているのに、
ロシアがウクライナに侵攻した衝撃と悲しみがよみがえってきます。
オリンピックもパラリンピックも平和の祭典。
ミラノ・コルティナ五輪の開会式のテーマは調和、ハーモニーだそうです。
戦争や分断、悲惨な状況が続く世界に、平和と調和が戻るようにとの
切実な願いが込められているのだと思います。
戦うのは、正々堂々と、スポーツの舞台であってほしいです!
今宵はSnow Moon ― 2026年02月02日 19:00
今宵は満月。そして、明日は節分ですね。
2月の満月はスノームーンというそうです。
名古屋の上空には、いま、金色の満月が見えます。その情報には木星が輝いています。
現在、マイナス2.6等星。一等星よりずっと明るいです。
月や星を見ると、思わず祈りたくなります。
特に満月は、本当に明るいし、高く上がると白銀に輝いて、心が沈んだときでも
清らかな光が、そんな心をなぐさめ、優しく照らしてくれる気がします。
Snow Moonという呼び名は、アメリカの先住民が、2月は一番雪が多いとのことで
つけた名前だそうです。本当にこのところ、大雪が続いていて、
青森県では大雪で「命の危機が目前に迫る」として、自衛隊が活動を始めました。
すでに痛ましい事故も起きています。早く雪がやんで、これ以上の被害が出ませんように。
雪道で骨折した妹の夫は、全身麻酔の後遺症で咳や痰など風邪のような症状が
出てしまいましたが、日にち薬だそうで、少しずつよくなっているそうです。
ありがたいことです。
世界では理不尽な戦争が続き、分断や対立を煽る勢力が台頭しています。
そんななか、ダライ・ラマ14世がグラミー賞の「最優勝オーディオブック、
ナレーション、ストーリーテリング・レコーディング賞」を受賞したのは
嬉しいニュースでした。
「メディテーションズ ダライ・ラマ法王の考察」という作品で、調和や平和など
10のテーマについて、音楽とともに英語で語られているそうです。
どこかで買えるのでしょうか。ぜひ聴きたいです。
この美しい月に、私も、身近な人や、身近な大雪のこととともに、
世界中の調和と平和を祈っています。
晴れていたら、窓やベランダから夜空を見上げてみてくださいね(雪が降ったり
つもったりしていたら、外は危ないですし、この寒さで風を引いたら大変です)。
Snow Moonが、みなさんの願いや祈りを聞き届けてくれますように。
雪道に気をつけてくださいね ― 2026年01月28日 21:38
また大雪の予報です。
雪の量が少なくても、朝は特に気温が低くて道が凍結するので、お出かけには
どうか気をつけてくださいね。
先日、名古屋で雪が降った朝、妹の夫が出勤の際、もう雪はやんでいたので、
駅まで自転車で行こうとしたらしいのですが、カーブを曲がろうとしたとき、
凍った道でスリップして転倒し、鎖骨を骨折しました。
全身麻酔での手術となり、妹と一緒に付き添いましたが、丁寧で優しい先生で、
手術も成功し、今朝、無事退院できて、ほっとしました。
予後もよいようにと祈っています。
1年後、肩に入れた金属のプレートを取る手術があるので、リハビリをしながら
大事にしてほしいです。
彼は暖かな湘南の出身なので、雪には慣れていなかったのかもしれません。
私は雪の降る地方で育ち、雪道には気をつけている方ですが、
それでも、以前、凍った駐車場で転んだことがあります。
その時は手のひらの怪我しか気づかず、それは大したことなかったので、
まあいいやと思って、運転して高速に乗り、家まで帰ったものの、
車を降りて、地面に立とうとした途端、左足の激痛で動けなくなりました。
仕方なく、右足でゆっくりけんけんして、なんとか勝手口にたどりつきました。
あとは、母の杖を借りて歩き、翌日病院に行くと、足首をくじいていました。
幸い、骨折ではなかったので、しばらく通院して治ったのですが、
気温が低いときには、道でもどこでも凍結するんだと、身にしみました。
自転車は特に危ないです。義弟はヘルメットを被っていたので(名古屋では
義務付けられています)それはよかったのですが、もし倒れたところに車が
走ってきていたら、と思うとぞっとします。
雪の降る日に生まれたし、雪は好きだし、雪の結晶は本当にきれいです。
ただ、自然はみなそうですが、ときに、脅威にもなります。
雪でも仕事で出かけなければならなかったり、屋根の雪下ろしや、
家の周囲の雪かきをしなければならなかったりする方もいると思いますが、
どうぞくれぐれも気をつけてくださいね。
『モンテ・クリスト伯』とマルセイユ ― 2026年01月25日 14:38
マルセイユを訪れたのは1989年。
『ユリディケ』のささやかな印税をぜ〜んぶはたいて、ヨーロッパを5週間回ったときです。
ロンドン往復の格安航空チケットを取り、まずはイギリスに語学留学した友だちと落ち合い
南仏やイタリアを回りました。
プロヴァンス地方をすすめられ、最初に降り立ったのがマルセイユ(だったと思う)。
スマホもパソコンもない時代。
「地球の歩き方」を手に、着いたその日に公衆電話でホテルに電話したり、直接行って
部屋を見せてもらって決めたりしました。
マルセイユの港は明るく、海は爽やかな青。空も青く、ヨットがたくさん係留されていて、
夕食は、タクシーの運転手さんに、おすすめのお店は?と聞いて(あるいはもしかしたら
宿の人に聞いてタクシーに乗った)ら、港の前のレストランに連れて行ってもらった気が
します。こちらの記憶もはなはだ怪しいですが、そのレストランと港の美しさは
はっきりと覚えています。ウエイターのお兄さんが片言英語で一生懸命メニューの説明を
してくれたことも。
友だちはマルセイユ名物のブイヤベースを、私はドーバーソール(巨大な白ビラメ)の
ムニエルを頼みました。美味しかったです。すごいボリュームだったけれど。
一番小さなのにしてね、と頼んだら、お魚を何匹か持ってきてくれて、小さいのって
これだよね、というのが、もう相当な大きさで。
陽気なお兄さんの説明で、デザートも想像しながら頼みましたが、彼の英語と私たちの
英語との誤差?により、想像と全く違ったものが出てきました。それも旅の楽しみですね。
そんな明るいマルセイユの港から海を望むと、
遠くに断崖のある小さな島が浮かんでいるのが見えます。イフ城を抱く島。
友だちと私が港をぶらぶらしていたとき、街の人が教えてくれました。
そこは、アレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』で主人公が
幽閉されていた場所で、かつては要塞だったものが、牢獄になったのだと。
明るい南仏の太陽のなせるわざか、そんな暗いイメージはまったくなかったです。
調べてみたら、牢獄として使われたあと、歴史的建造物に指定され、
フェリーも出ているそうで、行ってみればよかったなぁ。私ときたら、
「地球の歩き方」よく読まなかったのだろうか。残念です。
その旅から何年かあと、別の友だちと話をしている時、彼女がいいました。
「これまで読んだ本の中で一番面白かったのが、『モンテ・クリスト伯』。
主人公が、友だちに陥れられて、無実の罪で島の監獄に投獄されてね、脱獄して
復讐するの。すごく長い話なんだけど、あんまり面白くて、何回も読んじゃった!
絶対読んでみて!」
あのマルセイユの島が出てくる物語だ、と思い出しました。
同じ作者の『三銃士』は本当に面白かったので、デュマの本が絶対に面白いとは
想像できたけど、彼女がそんなふうに興奮して話すほど面白いんだなんて。
なにしろ、彼女が進める映画は全部面白かったから、本もそうに
違いありません。
でも、何冊にも及ぶ本で、三銃士より長いと聞いて、ちょっと腰が引けました。
(自分でもその後、長い物語を書くことになるので、そんなふうにいうのは
どうかと思うのですが。)
けれど、頭の中にある「死ぬまでに読みたい本」のリストには、いつもありました。
その『モンテ・クリスト伯』がドラマになって、日本でもオンエアされるというので
楽しみにしていました。ところが、風邪でぼうっとして、すっかり頭から抜け落ちていて
気がついたらもう始まっていました。が〜ん!
でも、見逃し配信をしているとのことで、
パソコン音痴で大丈夫かと思いながらトライしたら、無事見ることができました。
そのドラマの面白いこと! マルセイユの街やイフ城もでてきて、わくわくします。
オープニングクレジットも素敵です。夜の海で、ゆらめく波や、海の中から撮られていて、
婚約者と幸せの絶頂にいた主人公が一気に不幸のどん底に突き落とされた絶望感や、
先の読めない物語の持つ不穏さ、波乱万丈な雰囲気を伝えています。
波のあいだからちらちら映るのは、モンテ・クリスト島。投獄したあと、重要な役を
果たす島で、主人公ダンテスが別人となるときの名前の由来となっています。
クレジットの最後には、島に登る太陽。これも明るい感じではなく、翳りがたっぷり。
さて。若き船乗りだったそのエドモン・ダンテスが陥れられ、無実の罪で投獄され
脱獄して復讐を果たしてゆく物語は、ハラハラドキドキで、
本日25日が、最終回です。夜7時からBS12で。夕食時なので、録画して明日以降
ゆっくり見ます。(本当は早く見たいけど、健康のため、早く寝ているので…)
調べてみたら、去年、映画も公開されていました。フランスで過去最大のヒットとか。
それも見逃してしまったけれど、まだ映画館に行く体力がないので、仕方ないです。
ただ、ドラマ版は8話まであって長いので、やっぱり、先に見るのはこっちかな。
俳優さんたちが本当にいいです。
個人的には、第二話、牢獄の隣人となった神父さん(彼、脱獄用に何年も穴を掘っていて、
海に出るつもりが、ダンテスの部屋に抜けてしまう)との物語がとても好きです。
若き隣人に、社交界のマナーから、天文学から、物理から、脱獄の知識、差し入れられる
食事からオイルランプ用の油、衣服を縫う針を作る方法まで、彼の持てる知識のすべてを
教え、脱獄へと導くのです。
大作の話とともに書くのは、少しはばかられるのですが、サラファーンの四部作で、
ジョーが投獄され、脱獄するのを思い出しました。独房に入れられるはずだったジョーは
とあることから、謎めいた老人の部屋に入れられます。
ヒーラーでもある老人は、拷問を受けて瀕死の状態だったジョーの命を救い、身体を癒やし
五感を鍛え、重要な使命を託して、脱獄させます。老人とジョーのシーンは話が次々
浮かんで長くなりすぎ、半分以上けずらなければなりませんでした。
それにしても、モンテ・クリスト伯の物語はどんなふうに終りを迎えるのでしょう。
前回第六話は、とっても切ないシーンで終わってしまったので、なにか救いがありますようにと
願っています。
「ただ、復讐は蜜の味」といわれますが、私にはそうは思えません。
復讐という暗い情念は、その人自身の心に跳ね返ってしまう気がします。だから、
絵に描いたようなハッピーエンドにはならないんでしょうね。切ないですね。
「優しい世界であってほしい」 ― 2026年01月22日 14:31
居間には、何十年も前、両親がなにかのお祝いにいただいたリアドロの馬があります。
ずっと、家族みんなのお気に入り。
今年は午年だから、馬も少年少女もいつもより嬉しそうに見えます。
見ていると、優しい心になる置物です。
馬は繊細で優しい動物。子どものころから大好きです。
(好きすぎるからかな、自分の物語にもたくさん登場させてしまいます。)
今日は、午後は雪になるかもと思って、朝一番で近くのスーパーに行きました。
朝はレジが少なく、無人レジが2つくらいと、人のいるレジが1つです。
バラ売りの伊予柑を1つ買ったので、値段がついてなくて、人のいるレジに行きました。
(そうでなくても、無人レジより人のいるレジが好きなんだけど。)
すると、私の前にいた年配の女性が、伊予柑1つとヨーグルト2パックだけのかごを見て、
「お先にどうぞ。少ないから」とにっこり。年上の方に譲っていただくなんて、
とんでもないと思って、
「いえいえ、そんな。どうぞどうぞ」とお断りしたのですが、
もう一度、お先にと言ってくれます。
せっかくのお気持ちを無駄にしてもと思い直し、お礼を言って入れていただきました。
終わったあと、もう一度お礼を言うと、「いいえ。どういたしまして」とまた明るい笑顔。
それから、レジの方に「おはようございます。お願いします」との声が聞こえてきました。
私も、レジの方には、「おはようございます」とか「こんにちは」の挨拶をして、
終わったあとには「ありがとうございます」と言います。お互い気持ちいいですものね。
でも、「お願いします」と言ったことはなかったなって気が付きました。
女性の声は、丁寧な優しい声で、物腰も柔らかでした。見習わなくっちゃ。
やっぱり、誰もが誰にもに優しい社会っていいです。みんなが過ごしやすいと思います。
今、中日新聞で「解体人書 スポーツの力」という連載をしています。運動音痴なのに
スポーツ大好きで、毎回楽しみに読んでいます。
今朝は、萩野圭介さんが登場。ご存じの方も多いと思いますが、リオ五輪で金メダルを
とったあと、右ひじの手術をしてから不調に陥り、東京五輪への周りの期待の重圧や
さまざまな葛藤を抱え、うつ病になりました。
現在は、(確か、日本体育大学の大学院でスポーツに関する研究をするかたわら)
そうした経験を語る活動を続けています。
めざましい活躍をするアスリートだって、わたしたちと同じ人間です。
ただ、メディアなどで注目され目立つだけに、
アスリートたちは、SNSで誹謗中傷を受けやすい存在です。
今日の記事の最後。萩野さんの言葉が素敵です。
「アスリートが単なる消費物ではなく、人として一人一人が大切にされる
優しい世界であってほしい」
そのことは、アスリートだけでなく、どんな人にも通じるのではないでしょうか。
ところで、私はようやく、長い風邪のトンネルを抜け、咳が少し残るだけとなりました。
年末に治ったかと思ったのに、そのあとまた少しぐずぐずしてしまって。
お世話になっているデザイナーの畠山さんも年末年始風邪をこじらせたそうで、
キャラ相関図、ゆっくりペースになっていますが、少しずつつ進めています。
のろまでごめんなさい🙏 健康第一でやっています。いましばらくお待ち下さいませ。
名古屋はまだ降っていませんが、来週まで強力な冬将軍が居座りそうで、各地で大雪が
続いています。あまり被害が出ませんように。
雪の多い地域のみなさま、どうぞくれぐれも気をつけてお過ごしくださいね。
記憶をつなぐ、未来へつむぐ ― 2026年01月17日 17:46
夜明け前、夢を見ました。地震の夢です。
どこか場所はわかりませんが、わたしは建物の中にいて大きな揺れに見舞われています。
みんなパニック状態。ガラスの棚があり、それも大きく揺れて今にも倒れそうで、
一瞬揺れがおさまったとき、横にしておいたほうがいいね、と、そこにいた人たちと
みんなであらかじめ横倒しにして、次の揺れに備えました。
また揺れが来たところで、目が覚めました。
そんな夢を見たのは、未明になったら発生から31年になる阪神・淡路大震災に
思いを馳せて眠りに就いたからでしょう。
時刻は5時44分。外はまだ真っ暗です。あと2分で震災のあった時刻。
犠牲になった方々の魂が安らかでありますよう、静かに祈りを捧げました。
当時、私は岐阜にいましたが、下からどんと突き上げられる揺れで飛び起きました。
それから、ぐわんぐわんというような、なんともいえない大きな揺れが長く続きました。
普段の地震と全然違います。どこかで大きな地震が起こったのだと思いましたが、
テレビを付けても最初は情報が錯綜していました。
やがて、神戸が大変なことになっているとの報道に、衝撃を受けました。
当時、兵庫では地震の確率が高いとはまったくいわれていなかったのです。
東日本大震災も熊本地震も、地震が起きる確率は低いといわれていたと記憶しています。
日本は地震大国。どこにいても、備えは必要です。
今朝、神戸の東遊園地では、「つむぐ 1.17」という文字が灯籠でともされました。
追悼の思いを胸に刻みながら、記憶と教訓をつないでいくという決意、
日本中にいる地震で困っている人たちの気持ちを未来につむいでいきたいとの思いが
あるそうです。
犠牲になった方は6434名。それは亡くなられた人の数ですから、
その数字の意味するところは、もっともっと大きいです。
今回遺族代表で挨拶をされた佐藤悦子さんの母親の正子さんは、
今も行方がわからないままだといいます。
悦子さんは、震災は揺れがおさまったら終わりではない。家族を探し続ける日々があり、
今も大切な人に会いたいと思い続ける人がいることを知ってもらいたいよね、
大切な人との時間を大事にしてほしいよね、いう言葉が、切々と胸にしみました。
この世に生かされているということ、家族や友だちがいるということ、
ご飯を食べることができるということ、雨露をしのげる家があるということ。
すべてが「ありがたく、かけがいがないこと」なのだと思います。
未来へつむいでいきたい、大切な思いです。
夜明け前の月 ― 2026年01月15日 19:27
今朝は市の健康診断のため、夜明け前に起きました。
東の地平線がピンクとオレンジに染まった上には、まだ細い月が輝いています。
夜明け前の静かなひととき。心も静かになる、とても好きなひとときです。
時刻は6時20分過ぎ。ぽつぽつと明かりのついた家もありますが、
まだ街灯が灯っています。薄い青の空はどこまでも澄んだ色でした。
それから1時間弱。出かける準備をしているうちに、月は消え、地平線近くには
オレンジ色の朝日が見えました。
薄い雲がかかっているので、やわらかな光で、こちらも本当にきれいでした。
そんな美しい朝ですが、軽井沢の碓氷バイパスでバス事故があったのは、
ちょうど10年前のことです。
スキーツアーのバスが、碓氷バイパスのカーブを曲がりきれず、ガードレールを
突き破って崖から転落したのですが、乗客が若く、ほとんどが大学生だったことが、
いっそう衝撃的でした。
法政大学の尾木ママのゼミの学生も10人乗っていて、4人が亡くなったことも
思い出します。先生としてそんな悲しいことがあるでしょうか。
バスは、制限速度50キロの道を100キロ前後で走っていたといいます。
運転手の経験不足も指摘され、運行会社の社長と当時の運行管理者が
業務上過失致死傷罪に問われて、長野地裁で有罪となりましたが、無罪を訴えて
告訴したため、裁判は今も続いています。
遺族会や尾木ママは、政府に対する安全対策の要望や、命の大切さなどを訴え
様々な運動をしています。
そうした努力で、バスの運行の規制は強化されましたが、バス業界に限らず
安全意識の薄さから起こる事故があとを絶ちません。
亡くなった人たちの命を無駄にしないよう、より安全な社会になるよう、
公共交通機関だけでなく、誰しもが安全に対する意識を高めていきたいーー
そんなことを思った夜明けでもありました。






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