早咲きの桜〜パラリンピックとともに ― 2026年03月06日 13:29
昨日の夕方、スーパーに買物に行くとき、早咲きの桜が咲いているのを見かけました。
青空から黄昏に向かう空を背景に、何事もないかのように健気に咲く姿に
緊迫する世界情勢で揺れる気持ちが、ふわりと和みました。
昼間の光では、もっと華やかなピンクだと思いますが、夕暮れ時の少しブルーがかった色も
奥ゆかしくて好きです。夜桜とも違う、合間の妖精のドレスのような色。
日本時間の明日の未明には、パラリンピックが始まります。
世界を転戦するアスリートたちは、いろんな国、いろんな宗教、いろんな肌の色の人同士
仲良くしているのに、どうして世界には戦争が絶えないのでしょう。
二階堂選手は、ドバイを打出できたかな、と気になります。
早く平和な世界になりますように。
パラリンピックの選手たちみんなにエールを送りながら、そう祈ります。
「決してしてはならないこと。それは戦争」 ― 2026年03月02日 14:30
ミラノ・コルティナオリンピックの開会式で、心に残っているシーンのひとつが
イタリアの児童文学者ジャンニ・ロダーリの「プロメモリア(覚書」という詩の朗読です。
イタリア語は(少し習ったにも関わらず)できないので、英語に訳された詩を、私なりに
訳してみました。
毎日すべきこと。
お風呂。勉強。もちろん、遊びだって。
昼間には 食卓の用意を手伝う。
夜にすべきこと。
目を閉じて 静けさに聴き入って眠り
未来の夢を 夢に見る。
決してしてはならないこと。
昼であっても 夜であっても
海の上でも 陸の上でも
たとえば それは戦争。
四年前、冬季五輪が終わった直後の2月24日、パラリンピックの開会を目前に、
ロシアがウクライナに侵攻しました。
当時のアメリカ大統領が、その前に、何度も何度も牽制していたし、
まさかこの21世紀にそんな不当な戦争を仕掛けるとは、ほとんどの人が
予想していなかったと思います。
あれから4年が過ぎて、再び冬季五輪が終わったのに、まだ戦争は続いています。
そして今、イスラエルとアメリカがイランを攻撃し、新たな戦争が勃発しました。
イランでは小学校も空爆され、子どもたちが大勢犠牲になっています。
戦争で苦しみ、悲しむのはいつもなんの罪もない市民。
パレスチナのガザでも、停戦後もイスラエルの攻撃が続いています。
憎しみの連鎖が生まれるばかりなのに、
どうして人は戦争など始めてしまうのでしょう。
外交で、話し合いで、忍耐強く、一歩ずつ進めていくこと。
それが大切だと思います。
勢いのある勇ましい言葉に、人は惹かれがちなのかもしれませんが、
立ち止まってじっくり考えないと、取り返しのつかないことになるーー
そう危機感を覚えます。
オリンピックで、世界から集まった選手たちが、国境など軽やかに越えて
お互いを称え合っていた姿、素敵でした。みんなで学びたいですね。
ジャンニ・ロダーリのことは全然知らなかったのですが(私自身、児童文学も書いているのに
こんなことじゃいけませんね)日本でも本が出ていました。
『空はみんなのもの』という作品では、空はみんなのものなのに、どうして大地には
境界線があるのだろう?という疑問が綴られているそうです。
『キーウの月』という本も出ていました。ウクライナに思いを寄せているのでしょうか。
探してみようと思います。
ミラノ・コルティナオリンピック悲喜こもごも ― 2026年02月15日 16:13
連日熱戦の続くミラノ・コルティナオリンピック。
選手たちの悲喜こもごもに、こちらも胸が熱くなります.
とりわけ本当によかったね!と嬉しくなったのが、ジャンプ団体の銅メダル。
前回高梨沙羅選手がスーツの規定違反で失格になってメダルを逃した因縁の団体戦です。
スーツの規定は選手もスタッフもよく知っているので、よくよく気をつけているはずで、
北京でのチェックは測り方がまちまちだったというし、上位の選手ばかり多かったことも
納得できませんでした。
かつて、ジャンプは男子だけの競技で、沙羅ちゃんは女子のジャンプを牽引した第一人者。
ワールドカップでの優勝回数63回は、男女通じて歴代最多です。
まだお化粧もしていなかった少女の頃から、ずっと応援していました。
名前が沙羅。とっても好きな名前で、前もどこかで書いていますが、物語の女性の名や
街の名前に「サラ」とつけてしまうことがとても多いです。
20代で書いた未発表の中編のヒロインの名前は、同じ漢字の沙羅。さらという日本名では
一番この漢字が好きなのです。
話はそれましたが、ともかく、あの北京の沙羅ちゃんの涙と心情を思って、今回は
祈るような思いでした。きっと多くの人たちがそうだったと思います。
それだけに、うれしかったな〜。北京で一緒に飛んで、あのとき彼女を一番慰めていた
伊藤有希ちゃん(とっても性格がいい!)が、自分はメンバーに入っていないのに
メダルが決まった時、駆け寄って彼女を抱きしめたのもよかったです。
そしてとりわけ心配だったのは、ハーフパイプの平野歩夢選手。
骨盤や顔など骨折して一か月もたっていないのに出場するとは、本当にびっくりしました。
大変なことにならないでと祈っていましたが、新しい技も披露して、本人も言っていたけど、
ほんと無事で生きててよかったです。7位入賞、立派です!
また、戸塚優斗選手の金メダルもよかったです。平昌五輪は時差があまりなかったので
ライブで観ていましたが、壁に激突して救急搬送されて、本当に心配でした。
4年後の北京でもオリンピックでは思うような成績を残せず、そして今回。
オリジナリティあふれる山田琉聖選手のランにも楽しませてもらいました。
モーグルの堀島選手は、出身が同じ岐阜だし、見ていてとても清々しいし、
地元だと報道も多く、特に応援している選手の一人です。
持てるベストを尽くして大技コークスクリュー1440を決めて、私の中では金メダル!
悔しいと思うのに、支えてくれた人のために表彰台では笑顔を見せたかったという
その姿勢も尊敬します。今日はデュアルモーグル。楽しみです。
選手たちが、国を超えて称え合う姿も、とっても清々しいです。
開会式での、大会組織委員会のジョヴァンニ・マラゴ会長の言葉を思い出します。
「世界中が紛争によって分断されたこの時代、まさにみなさんがここにいるということが
今と違う世界のあり方が可能なのだということを示しています」
フィギュアスケートの選手たちも、この前も書きましたが、国を超えて仲がいいです。
同じ競技で高みを目指す仲間として、お互いを尊重、尊敬し合っている姿。
なんて清々しいんでしょう。
団体戦が終わり、個人戦に入っていますが、心にしみる演技がいっぱいです。
まずは、銀メダルと銅メダルに輝いた鍵山選手と佐藤選手、おめでとうございます!
どちらもイタリアの観客のハートをつかんだようですね。
鍵山選手、メダルを逃したマリニン選手について、「団体から四演目続けて演じて
本当に大変だったと思う。尊敬しています」と労りの言葉を語っていました。
同じ仲間としての、思いやりのこもった言葉。胸に響きました。
金メダルのミハイル・シャイドロフ選手にも、心からの拍手を。
特に、フリーの演技、素晴らしかったです。オリジナルの技も光っていました。
(マリニン選手、彼の金メダルが決まると、すぐに称えにハグしにいって、
自身、ものすごくショックを受けている時に、なかなかできないことです。)
カザフスタンといえば、2014年ソチ五輪でカザフスタンにフィギュア初めての
銅メダルをもたらしたデニス・テン選手。彼の演技、すごく好きでした。
アイスショーでもお馴染みでしたね。性格もとってもよくて、紳士で。
そのわずか4年後、強盗に殺されたニュースが入ってきた時は、衝撃を受けました。
まだ20代、これからというときに……。
彼もきっと、天国から見守っていたのかな、と感じました。
シャイドロフ選手のあこがれの人だったそうです。(当然ですよね。)
今回の金メダルを、一番喜んでいる存在かもしれません。
ラトビア代表のクリシュ選手は、ウクライナ出身で、両親をコロナで失い、ラトビアの
コーチと養子縁組しての出場。惜しくもフリーに進めませんでしたが、美しい演技で
魅せてくれました。
同じくウクライナ出身で、こちらはウクライナ代表として出場したマルサク選手。
家族と住んでいたというヘルソンは激戦地で、以前、破壊された街の映像をニュースで見た
記憶があります。それを思うだけで、切なくなります。
ショートでは、国防の最前線にいる父親から進められた曲をすべりました。父と子の
絆をうたった曲だそうです。心に染みました。フリーの演技は少し惜しかったけれど
彼の思いは、戦場のお父様の心に届いたのではないでしょうか。
アメリカのナウモフ選手は、一年前の飛行機事故で両親を亡くしています。
全米選手権からの帰りの選手やスタッフが大勢乗っていた飛行機で、関係者が28名
犠牲になって、そのニュースもショックでよく覚えています。
ショートは両親に捧げる鎮魂の舞い。ショパンのノクターンの哀切な旋律にのって
白と黒の衣装で、素晴らしい演技のあと、天を仰ぎました。
キス&クライでは、両親と初めて氷に乗った3歳の時の写真を見せてくれました。
ご両親、天国できっと喜んでいるに違いありません。
アイスダンス、リトアニア代表のアリソン・リード、サウリウス・アンブルレビチウス
組も、好きなペアです。いつもダンスがかっこよくって。そして、アリソン。
キス&クライで、いつも手にしているのが、アイスダンスの選手だった兄クリスとの写真。
今回も持ってきていて、写真にキスをしていました。
フリーの録画は、まだ最終2組を観ていないのですが、順位を上げて入賞したんですよね。
おめでとうございます!
天国のクリス、やっぱり一番喜んでいるんじゃないかな。
どちらも28年ぶりの五輪フィギュア出場という、台湾とスロバキアの選手が、
フリーに進めたのも嬉しかったです。
ほかにも心に残ったスケーターや演技はたくさんたくさんあります。
長くなってきたけど、とても好きなスケーターをあと一人。
ラトビア代表のデニス・ヴァシリエフス。(宇野昌磨さんと同じランビエールコーチに
ついていて、一時離れたそうですが、五輪前に戻ったとのことで、ランビエールさんと
一緒に来ていました。)
ショートの曲「アンチェインド・メロディ」を、本当に優雅に舞って、彼らしい品格のある
演技で、みとれてしまいました。
フィギュアスケートって、選曲と衣装もとても大切だと思うんです。
デニスの衣装はいつも本当に優雅だったり、クールだったり、曲にぴったり。
そしてこの曲。私の世代は、映画『ゴースト』で使われていたのが心に残っているのでは
ないでしょうか。強盗に殺されてしまった男性が、ゴーストになっても、愛する婚約者を
守る姿を描いた素敵な作品で、二人の愛を象徴する曲として使われていました。
ヒロインは若き日のデミ・ムーア。とっても可愛かったです。そして、ヒーローは
パトリック・スウェイジ。まだ若くして膵臓がんに罹患し、長く闘病したあと
悲しいことに、亡くなりました。だからいっそう、アンチェインド・メロディを聞くと
甘く切ない気持ちになります。
そんな雰囲気にぴったりのデニスの演技、心の宝物のひとつにしたいです。
今夜はペア・ショートプログラムですね。りくりゅうペアには、心から楽しんで
ほしいです。
ドキドキするけど、私も楽しみです。
アモールとプシュケー ― 2026年02月14日 09:27
今日はバレンタインデー。
古代ローマでは、豊穣と繁栄を祈願するルペルカーリア祭の前日で、
小鳥たちが愛をささやきあい始める日といわれていたそうです。
今朝散歩をしたら、シジュウカラが澄んだ声で歌っていたり、スズメたちが
歌っていたり。明るい気持ちになりました。
カノーヴァの「アモールとプシュケー」は愛が勝利する瞬間を描いた彫刻です。
とても好きで、そして、とても思い出深い作品でもあります。
ミラノ・コルティナ五輪の開会式で心に響いたことのひとつが、
冒頭を飾った、白を基調とした美しいパフォーマンスだったのですが、
天使〜愛の神キューピッドに扮したダンサーが登場したところから嬉しい予感が。
ミラノスカラ座アカデミーのダンサーたちが、大会のテーマ、アルモニア〜響き合いの
もと、アントニア・カノーヴァの世界を表現していくとのことで、見ていたら、
あの代表作「アモーレとプシュケー」のポーズでエンディング♡
こちらが、カノーヴァの彫刻の絵葉書です。
1999年。エッフェル塔でミレニアムのカウントダウンが始まっている秋のパリ。
ルーヴル美術館で、念願の対面を果たして、長い間魅入ったあと、帰りにポストカードを
買い求めました。
実物は思っていたより大きく、本当に生身の神と人間ではないかと思えるというか、
大理石とは思えないほど美しかったです。
1999年。エッフェル塔でミレニアムのカウントダウンが始まっている秋のパリ。
ルーヴル美術館で、念願の対面を果たして、長い間魅入ったあと、帰りにポストカードを
買い求めました。
©️R.M.M
裏側に入っていた説明も載せますね。
一般に「アモールとプシュケー」と呼ばれていますが、
正確には「アモールのキスでよみがえるプシュケー」。ロマンチックですね。
愛の神アモール(キューピッド)が、人間の王女プシュケー(サイキ)と恋に落ち、
それぞれ、試練を乗り越えて、最後に、死の眠りに就いたプシュケーがアモーレのキスで
息を吹き返す瞬間を大理石の彫刻で表現したものです。
コピーライトも入っています。Jeanさんというフォトグラファーのようです。
もう前世紀(!)に買った絵葉書なのでで、少々くたびれているけれど、いまだに使えずに
大切に持っています。
この作品には、もうひとつ大切な思い出があります。
ルーブルに行く二年前。
イギリスの友人マーガレットを訪ねたときのこと。彼女の家に二週間近くお世話になったの
ですが、そのとき、マーガレットは自分の部屋を私に譲ってくれたのです。
遠慮したのだけど、もう用意しちゃったし、ぜひと言われて、使わせてもらいいました。
素敵に整えられた部屋の白いチェストの上を見てびっくり!
ピンクのスタンドの隣に、「アモールとプシュケー」のミニチュアが!
「あ! これ私の大好きな彫刻!」と言ったら、マーガレットが「私もよ!」と。
もちろん、それだから、飾っているのでしょうけれど、とっても嬉しかったです。
こちら、まだスマホがないときに、普通のカメラで撮影した写真をスキャンしました。
なので、ちょっと画像が荒くてわかりにくいかもしれません。
拡大すると、いっそう解像度が落ちるけれど、なんとなくわかりますか?
さまざまな苦難の果てに、最後に愛の神が勝利して、ふたりはめでたく結ばれます。
「愛は勝つ」という素敵な歌がありますが、世界中でいろいろな問題があるなか、
最後に愛が勝つと信じたいと、いつも思っています。
ミラノ・コルティナオリンピック、たくさんのドラマがあって、毎日感動しています。
アスリートのみなさんには、怪我なく楽しんでもらいたいです。
Happy Valentine's Day💗
ミラノ・コルティナ五輪〜美しい開会式に思うこと ― 2026年02月10日 14:25
冬生まれだからでしょうか、冬季オリンピックがとても好きです。
今朝は妹と精神科の診察の日で、先生に、フュギアスケート愛を語ったら、
「そうやって楽しむのは大事よ。大病のあとだし、いっそうね」と言われました。
アイスブルーのセーターを着ていったのですが、先生に「そのセーター、
なんかフィギュアっぽい」と言われ、そういえばそうかも!と嬉しかったです。
開会式も美しかったですね。私は例によって今は「夜は寝なきゃ」の人だから、
朝起きてからTVをつけたのですが(もちろん、録画はしてました)、
ちょうど選手の入場行進が終わるところで、さまざまなパフォーマンスや
スピーチ(今の時代だからこその)が、胸にしみました。
振り返ってみましょう。クーベルタン男爵が唱えたオリンピック精神は、
「スポーツを通して心身を向上させ、文化、国籍など様々な差異を超え、友情、
連帯、フェアプレーの精神をもって理解しあうことで、平和でよりよい世界の実現に
貢献すること」でした。
パリ五輪に続き、ロシアとベラルーシの選手で(軍事侵攻を支持しない)中立の人は
出場は認められたものの、開会式には出られなかったのですよね。
ガザでのジェノサイドがありながら、イスラエルの選手は厳しい基準なしに
出場が認められたり、アメリカのICE派遣にもデモが起きていて、
大きな国際政治の問題を抱えた今回のオリンピック。
でも、だからこそ、開会式では、心に訴えるシーンがたくさんありました。
また、そうしたこととは別に、イタリアの芸術性が出ていて素晴らしいかったシーンも
たくさんあって、話したいことがいっぱいで、いっぺんには書ききれません。
そうそう。昨日のブログで書き忘れたのですが(チームジャパンで盛り上がっちゃって)
フィギュアスケートの選手って、みんな仲いいですよね。日本の選手同士もだけど、
国の違う選手同士、とっても仲が良くて、団体戦でも、他国の選手の健闘をすごくたたえて
いっぱい拍手を送っていて、声もかけたりして、見ていて本当に清々しいです。
ふだんの国際大会でもそうですよね。
もちろん、アイスショーなどで一緒に滑る機会が多い、ということもあるかもしれないけど、
それだけではないと感じます。
それぞれの演技が、どれほどの努力の上に成り立っているか、同じスポーツをする者として
よくわかっているのでしょう。
国も、性別も、宗教も関係ない。同じ人間なんだ。そう感じているのがよく伝わってきます。
コーチも振付師も国を超えて活躍しているし、
鍵山選手のコーチ、カロリーナ・コストナーさんは、五輪メダリストの素敵な選手でした。
今回は、鍵山選手の応援で日本のブースに来たり、母国イタリアの応援でイタリアのブースに
戻ったり。いつみてもチャーミングな人です。
スノーボードの選手も、国を超えて仲が良いし、そういうのって、もう、
いつもオリンピック精神ですよね。
戦争している国のトップ、戦争しようとしている国のトップ、他国を押しのけて
自国ファーストと言っている国のトップ。よーく見るべし!!!
「優しい世界であってほしい」 ― 2026年01月22日 14:31
居間には、何十年も前、両親がなにかのお祝いにいただいたリアドロの馬があります。
ずっと、家族みんなのお気に入り。
今年は午年だから、馬も少年少女もいつもより嬉しそうに見えます。
見ていると、優しい心になる置物です。
馬は繊細で優しい動物。子どものころから大好きです。
(好きすぎるからかな、自分の物語にもたくさん登場させてしまいます。)
今日は、午後は雪になるかもと思って、朝一番で近くのスーパーに行きました。
朝はレジが少なく、無人レジが2つくらいと、人のいるレジが1つです。
バラ売りの伊予柑を1つ買ったので、値段がついてなくて、人のいるレジに行きました。
(そうでなくても、無人レジより人のいるレジが好きなんだけど。)
すると、私の前にいた年配の女性が、伊予柑1つとヨーグルト2パックだけのかごを見て、
「お先にどうぞ。少ないから」とにっこり。年上の方に譲っていただくなんて、
とんでもないと思って、
「いえいえ、そんな。どうぞどうぞ」とお断りしたのですが、
もう一度、お先にと言ってくれます。
せっかくのお気持ちを無駄にしてもと思い直し、お礼を言って入れていただきました。
終わったあと、もう一度お礼を言うと、「いいえ。どういたしまして」とまた明るい笑顔。
それから、レジの方に「おはようございます。お願いします」との声が聞こえてきました。
私も、レジの方には、「おはようございます」とか「こんにちは」の挨拶をして、
終わったあとには「ありがとうございます」と言います。お互い気持ちいいですものね。
でも、「お願いします」と言ったことはなかったなって気が付きました。
女性の声は、丁寧な優しい声で、物腰も柔らかでした。見習わなくっちゃ。
やっぱり、誰もが誰にもに優しい社会っていいです。みんなが過ごしやすいと思います。
今、中日新聞で「解体人書 スポーツの力」という連載をしています。運動音痴なのに
スポーツ大好きで、毎回楽しみに読んでいます。
今朝は、萩野圭介さんが登場。ご存じの方も多いと思いますが、リオ五輪で金メダルを
とったあと、右ひじの手術をしてから不調に陥り、東京五輪への周りの期待の重圧や
さまざまな葛藤を抱え、うつ病になりました。
現在は、(確か、日本体育大学の大学院でスポーツに関する研究をするかたわら)
そうした経験を語る活動を続けています。
めざましい活躍をするアスリートだって、わたしたちと同じ人間です。
ただ、メディアなどで注目され目立つだけに、
アスリートたちは、SNSで誹謗中傷を受けやすい存在です。
今日の記事の最後。萩野さんの言葉が素敵です。
「アスリートが単なる消費物ではなく、人として一人一人が大切にされる
優しい世界であってほしい」
そのことは、アスリートだけでなく、どんな人にも通じるのではないでしょうか。
ところで、私はようやく、長い風邪のトンネルを抜け、咳が少し残るだけとなりました。
年末に治ったかと思ったのに、そのあとまた少しぐずぐずしてしまって。
お世話になっているデザイナーの畠山さんも年末年始風邪をこじらせたそうで、
キャラ相関図、ゆっくりペースになっていますが、少しずつつ進めています。
のろまでごめんなさい🙏 健康第一でやっています。いましばらくお待ち下さいませ。
名古屋はまだ降っていませんが、来週まで強力な冬将軍が居座りそうで、各地で大雪が
続いています。あまり被害が出ませんように。
雪の多い地域のみなさま、どうぞくれぐれも気をつけてお過ごしくださいね。
夜明け前の月 ― 2026年01月15日 19:27
今朝は市の健康診断のため、夜明け前に起きました。
東の地平線がピンクとオレンジに染まった上には、まだ細い月が輝いています。
夜明け前の静かなひととき。心も静かになる、とても好きなひとときです。
時刻は6時20分過ぎ。ぽつぽつと明かりのついた家もありますが、
まだ街灯が灯っています。薄い青の空はどこまでも澄んだ色でした。
それから1時間弱。出かける準備をしているうちに、月は消え、地平線近くには
オレンジ色の朝日が見えました。
薄い雲がかかっているので、やわらかな光で、こちらも本当にきれいでした。
そんな美しい朝ですが、軽井沢の碓氷バイパスでバス事故があったのは、
ちょうど10年前のことです。
スキーツアーのバスが、碓氷バイパスのカーブを曲がりきれず、ガードレールを
突き破って崖から転落したのですが、乗客が若く、ほとんどが大学生だったことが、
いっそう衝撃的でした。
法政大学の尾木ママのゼミの学生も10人乗っていて、4人が亡くなったことも
思い出します。先生としてそんな悲しいことがあるでしょうか。
バスは、制限速度50キロの道を100キロ前後で走っていたといいます。
運転手の経験不足も指摘され、運行会社の社長と当時の運行管理者が
業務上過失致死傷罪に問われて、長野地裁で有罪となりましたが、無罪を訴えて
告訴したため、裁判は今も続いています。
遺族会や尾木ママは、政府に対する安全対策の要望や、命の大切さなどを訴え
様々な運動をしています。
そうした努力で、バスの運行の規制は強化されましたが、バス業界に限らず
安全意識の薄さから起こる事故があとを絶ちません。
亡くなった人たちの命を無駄にしないよう、より安全な社会になるよう、
公共交通機関だけでなく、誰しもが安全に対する意識を高めていきたいーー
そんなことを思った夜明けでもありました。
安青錦に、ウクライナに幸あれ ― 2025年11月24日 19:05
ウクライナで幼少期から相撲を始めた少年が、戦禍を逃れて来日して3年半。
九州場所で初優勝を果たしました。(大の里の休場で不戦勝で待っていた)
横綱豊昇龍との優勝決定戦を制しての、素晴らしい優勝でした。
今朝の中日新聞の記事によると、幼い頃から相撲好きで、2019年、
堺市での世界ジュニア相撲選手権で三位。
そのときに知り合った関西大学相撲部主将(現コーチ)の山中新太さんとは、
それ以来、連絡をとりあっていたそうで、ロシア軍の侵攻が始まって心配する彼に、
「日本に避難できますか」とメッセージが届いて、
山中さんが奔走し、彼の家に下宿しながら練習する日々が続いたそうです。
また、山中さんの母校で稽古に参加していた際、安治川親方(元関脇安美錦)の目に
留まったとのこと。
不断の努力に、幸運の女神がほほえんだのではないでしょうか。
大関昇進が確実といわれていて、楽しみですね。明後日、正式にまるそうです。
初優勝ともども、おめでとうございます!
安青錦新太という名前は、師匠の現役時代の名前から安と錦を、
ウクライナの国旗と自身の目の色から青を、
山中さんから新太をもらったというのはとても素敵ですね。
熱心に修練を積み、真剣勝負に挑む胸のうちには、つねに祖国への思いがあることは
想像に難くありません。
毎日、いえ、どんなときも、ウクライナへの強い思いがあるのだと思います。
北京オリンピックの直後、突然ロシアがウクライナに侵攻し、もう来年には
ミラノ・コルティナオリンピックが開催されようとしています。
大国が勝手な理屈をつけて始めた理不尽な戦争に、
別の大国が理不尽な和平案を提案しているという、非常に厳しい状況にあるウクライナ。
23日ジュネーブで行われた協議で、ウクライナはアメリカに対して、
ヨーロッパ各国と連携して和平案の修正を求めたと報じられていますが、
どうかうまくいきますようにと願ってやみません。
努力家で真摯な21歳の若き力士が、これからも上を目指して末永く活躍し、
国歌『ウクライナは滅びず』に歌われるように、ウクライナの栄光と自由は滅びず、
運命がふたたびウクライナに微笑みますように。
安青錦の未来に、そして、ウクライナの未来に幸あれと、心から祈ります。











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