キルティングバッグの災難 ― 2024年05月15日 18:18
それはゴミ出しの前日のこと。私が出かけているあいだ、母は自分の部屋を整理して、
いらなくなったバッグを、生ゴミなどと一緒にゴミ袋に入れて出しました。
翌朝。泊まりに来ていた妹と、母と3人で朝ごはんを食べながら、
ふと気になってたずねました。
「お母さん、昨日のゴミに、シルバーのキルティングバッグは出してないよね?」
(注:そのバッグは二人の共有物なり。)
「え? 出しちゃったわよ」
「え〜〜〜! 私、気に入っていたんだけど…」
「そうだったの? あなた使わないから、もういらないと思って」
「遠慮してあまり使わなかっただけ。あ〜〜〜、ショック…」
あんまりがっかりして、それ以上声も出ません。
そんな私を見て、母がきっぱり。
「取ってくるわ」
「ええっ、いいよ」
妹も、私のがっかり度が気の毒になったのでしょう。
「じゃ、私が行ってくるよ」
「え、いいよ。もう8時だし、管理人さんが外のゴミ収集所に運んでる時間だから。
それに、絶対ヘンだよ。ゴミ袋を探してるとこ、誰かに見られたら、絶対怪しい人だよ」
「じゃあ、いいわ」と母。「持って上がってきて、うちで探すから」
「ゴミ袋を持って上がるのを誰かに見られたら、もっと怪しいよ。いいよ、いいよ、
あきらめるから」
「いいわ。行ってくる」と母「そんなに気に入っていたのなら、探してくる」
「私が行く」と妹。「お母さんは足が悪いんだから、探すの大変だもん」
「いいよ、いいよ」ともう一度止めても、二人とも立ち上がります。
なんて優しい家族😭 私も慌てて立ち上がり、
「じゃあ管理人さんに電話して、私が行ってくる」
「あのー、遠藤です。間違ってゴミに大事なもの出しちゃったんですが…」
管理人さんはいつも優しいんです。
今回も、やはり収集所に出してしまったから、いったん外に出ないとダメだけど、
収集所の扉は少し開いているから、そこから入れますよと、丁寧に教えてもらいました。
これで、少なくとも管理人さんに見つかっても、怪しくは思われません。
ひとりで行くつもりだったけれど、結局、妹がついてきてくれました。
教わった通り、外に出ると、収集所の扉が少し開いています。
もう少し開けて、二人でそっとすべり込みました。
ほっ。誰もいません(当たり前か)。
幸い、ゴミの数も少ない。二段になっていますが、一段のところもあるくらいです。
二人であれこれ持ち上げること、ものの1分も立たないうちに、妹が「あった!
これ絶対うちのゴミ」自信たっぷりです。
もうひとつ幸いなことに、前日に食べたあの信州檸檬ケーキの袋が
(この前の記事の、真ん中の写真をご覧ください)
バーンと一番外にあったのでした。オレンジ色と黄色の、とっても可愛い包み紙。
檸檬ケーキ、なんて偉いの!
「間違いないね」と妹と顔を合わせてにっこりし、中身をチェック。
けれど、開ける間もなく、わかりました。母が捨てたバッグも、ケーキの包み紙同様、
外側に見えたけど、ジーンズ生地にスパンコールがついてるのと、合皮のバッグです。
キルティングバッグは影も形もありません。
と、ポケットのスマホが鳴りました。発信者(母)。
「ごめん! うちにあった!」
あ〜〜〜〜。妹と拍子抜けしました。
でも、その間、誰も来なくて、よかったです。
母によると、捨てちゃおうと思ったそうですが、ゴミ袋もパンパンになるし、
考え直して、今回は置いておくことにしたそうで。
ということで、シルバーのキルティングバッグは現在、私の部屋に大切にとってあります。
めでたし。めでたし。
その朝は、訪問看護の日だったのですが、9時半からだったので、騒動も終わっていて、
何事もなかった顔で看護師さんをお迎えしました。
(本日の出来事として、お話しましたが😆)
レモンケーキの災難 ― 2024年05月13日 11:27
先週のことです。夕食の支度をしているときに、従兄からレモンケーキが届きました。
「信州檸檬ケーキ」。漢字の名前がおしゃれ。箱もこんなに可愛いです。
冷蔵便だったので、「冷蔵庫に入れておいてね」と言って母に渡しました。
翌日のお茶の時間にいただこうと言っていたのですが、酸っぱいものが大好きな私。
当然レモンケーキにも目がありません。夕食の後片付けが終わった午後8時。
デザートに食べちゃおう!ということで、冷蔵庫を開けました。
ん? ない! でも、あんな大きな箱が見当たらないはずないよねと思って
野菜室を開けました。ない! 頭の中が???だらけになったところに、
「なにしてるの?」とリビングから母。
「レモンケーキ探してるの」
「冷凍室に入れたわよ」
「!!!!!」
冷凍室を開けるとあの箱が。電光石火の勢いで取り出しながら、頭の中では
計算を、数字が苦手とは思えないほどのスピードで。
冷凍室に入れたのが6時すぎ。現在8時すぎだから、冷凍室に入っていたのは
2時間弱。パティシエ用の冷凍室なら急速冷凍で温度も低いからアウトだけど
きっと家庭用の冷凍室なら温度も低いし、きっと大丈夫!
冷たかったけど、私が紅茶の用意をするあいだ、母が一個胸に抱いて温めてくれました。
ミルクティーを淹れたあと、包みを開け、大きな口を開けて、がぶり。
セーフ! カチカチじゃありません。外のアイシングはぱりっと、中はしっとり。
アイシングがレモンたっぷりで、酸っぱくって、私好み。すごく美味しかったです♡
母はお腹いっぱいだからと食べませんでしたが、私はお腹の余裕を残しておきました。
というわけで、食いしん坊でよかったです。翌日のお茶の時間なんて悠長なことしてたら
家庭用冷蔵庫とはいえ、カチカチに凍っていたに違いありません。
(優しい従兄は妹の家の分も送ってくれたので、冷凍室から救い出した箱は二箱でした。)
ケーキをひとつひとつ包んでいる包も、写真の通り、可愛いです。
この包が思わぬ役に立つとは、このときの私は夢にも思わなかったのですけれど。
その話はまた別の機会に。
P.S. 箱の写真をクリック拡大していただくと、青いシール「要冷蔵」が見えるかと😂
地下鉄と羊羹と内村航平さん ― 2024年04月20日 23:34
来週親戚を訪ねるのに、母が和菓子を買いに行きたいと言いました。
母の世代で和菓子といえば羊羹。羊羹といえば「とらや」だそうで、
デパートに行くことに。
バス停に着くと、母がバッグをごそごそ。嫌な予感。案の定…「忘れた」
「スマホ?」
「ううん。敬老パス」
名古屋市では、65歳以上は市内で自由に使える交通パスをもらえます。
(申請と負担金が必要ですが、とてもお得です。)
デパートにはバスと地下鉄を乗り継ぐので、往復1000円弱。
え〜、もったいない。
でも、敬老パスを取りに戻れば、次のバスまで30分。時間がもったいない。
戻るべきか、戻らざるべきか…。問題を議論すること1分。
「そうだ! いいこと思いついた」と私。「土日エコ切符があるよ」
土日に限られますが、620円で一日乗り放題です。
そうしろと言わんばかりに、バスがやってきました。
地下鉄に乗り換え、バリアフリーの道をひたすら行きます。
エレベーターを求めて、遠回りすることも多いですが、
少しは歩かないと、筋肉が弱ってしまうし、
母には杖という味方があるから、ゆっくりなら歩けます。
たどり着いたデパートで、まずは軽めのランチ。
土曜日で混んでいて、なかなか料理が出てこなかったけど、
その分ゆっくりできました。
目的の羊羹をゲットし、他にも少し用事を済ませたところで、母がいいました。
「タクシーで帰ろうよ」
「え? それじゃ、土日エコ切符の元が取れないよ?」
「ほんと? じゃあ、地下鉄」
ということで、地下鉄の乗り場につながるデパートの南館に向かいました。
すると、黒山の人だかりが。某寝具メーカーの商品がずらりと並んだ先、
ステージの上には、見たことのある男性が。
内村航平さん。黒いシャツ(ジャケットだったかも)姿ですっきり。
係の人に「どうぞ前の方に行って椅子に座ってください」と言われ、
少しずつ前に移動してみたのですが、椅子はいっぱい。
なので、杖の母の体力の持つ限り(ウルトラマンやカップ麺よりは少し長い)
お話を聞きました。
大変良く眠られるそうで(大谷翔平さんもそうですね)
ロンドン五輪から帰国したときは20時間眠ったとか。
寝具メーカー主催なので、当然、どのモデルを使っているかという話になり、
3つのパートに分かれるやつという回答でした。
肩幅が広いので、肩の部分は寝返りを打ちやすいやわらかいパートを
腰と足は硬めのを、とのこと。なるほど。そんな考え方があるのですね。
身体が固くて寝返りの打てない私には、大変参考になります。
続いて「(よく眠るために)睡眠前になにかルーティーンは?」という質問。
なかなか寝付けない人間としては、是非聞かなければ!
アロマは使わないそうですがとMCの方。「使いません」ときっぱり。
あえて言えば、照明もちょっと暗くするくらいかなと。
「ストレッチはします。寝る前にストレッチをすると、入眠しやすく思います」
そういえば、精神科の先生にも、寝る前のストレッチをすすめられていました。
入眠剤を飲んでいますが、身体が自然に眠る体制にはいっていくのが、
本当は理想ですね。
今からさっそくストレッチしようと思います!
一昨日も大きな地震があり、この数日間、いろいろと考えていますが
考えがまとまりません。たぶん、ずっとまとまらないと思いますが、もう少し
昼間の時間帯に、書きますね。
あ、もう、0時をまわってしまいました。では、有言実行で、ストレッチを。
北陸のソウルフード(揚あられ)ビーバー3種 ― 2024年03月09日 17:38
先日、金沢の友だちが、地元を応援したいから、と送ってくれた北陸のソウルフード、
揚あられのビーバー。すぐになくなり、私も北陸応援にと(というより食いしん坊だから?)オンラインショップで取り寄せました。美味しいですよ〜♪
左から、梅味、カレー味、普通?のビーバー。白えび、カニ、あおさもあります。
北陸製菓のサイトによると、1970年の万博のカナダで展示されていたビーバー人形の歯と
お菓子を2本並べた形が似ていることが名前の由来とか。
ほどよい塩加減と昆布の旨味と書いてありますが、その通り。
封を開けると止まらなくなって、ほんと「危険なお菓子」です。
能登の地震から、2か月以上。
まだ断水が続いているところがあって、どんなに大変な毎日だろうと胸が痛いです。
どうか、一日も早く復旧しますように。皆さんにおだやかな笑顔が戻りますように。
そして、11日には、東日本大震災から丸13年を迎えます。東北もまだ復興半ばです。
津波あとの大川小学校の光景や、語り部の方たちのお話が、ずっと忘れられません。
せめて、今も行方の分からない4人のお子さんたちが、見つかりますように…。
その方たちを含めて、東日本大震災の行方不明者は、2520人だそうです。
そんなにたくさんの方の行方が未だわからないという現実に、言葉がありません…。
また東北を旅したいです。
そして、もう少し落ち着いたら、北陸にも足を運びたいです。
日常のなにげない幸せ ― 2024年02月22日 14:56
昨日は、妹と一緒に、月に一度の精神科の診察でした。
そのあと、妹が泊まりに来たのですが、途中でカフェに寄りました。
お店の飲み物はバラエティに富んでいるのに、レジで後ろに並んでいる人が気になって、
つい同じようなものを頼んでしまいます。
でも、昨日は、雨のせいか空いていて、カフェオレタイプで気になった飲み物を2つ
スタッフの方に丁寧に内容を教えてもらいました。
うーん、どちらも美味しそう。
「どちらがおすすめですか?」と聞くと、「そうですね、私はこちらの方が好きです」と
オーツミルク入りのをすすめられ、そちらにしてみました。
優しい味と言われたのですが、思った以上に優しい味で、心がほんわかしました。
それからお店は混んできましたが、帰り際、またちょっと空いていたので
さきほどの女性に、「おすすめ、とっても美味しかったです」と声をかけて帰りました。
「そうですか? よかったです」と素敵な笑顔が返ってきました。
今日は、母と妹と三人でスーパーで買い物をしてきました。
レジには、とても感じの良いチェッカーの女性がいて、彼女のレジに当たると、
いつもちょっとした言葉を交わします。
たとえば、三人で行くときは、「さわがしくてすみません〜」などというと
「にぎやかでいいですね」と明るい笑顔。
今度はいついつに割引がありますよ、というオトクな情報も教えてくれます。
次に行ったパン屋さん(こちらも、時々行く素敵なパン屋さん)では、
入り口の消毒液(手をかざすとシュッとでてくるもの)が何度手をかざしても
でなかったので、若い男性の店員さんに伝えると、すぐに直してくれて
「ありがとうございました」と、ちょっとはにかんだ笑顔。
そういえば、お店の方全員、いつも親切でフレンドリーです。
お店の方たちの話が続きましたが、たとえば、信号のない横断歩道。
うちの近所にも何か所かあります。たまにビュンビュン通り過ぎる車もあるけれど、
すっとやさしく止まってくれる車もけっこうあります(70%くらいの高確率です)。
おじぎをして通ると、にこっと笑顔のドライバーの方と目があうことも。
(急いで渡らなきゃ、と思って、なかなか車の中を見る余裕がないのですが。)
そうした、なにげない出来事で、気持ちがとても明るくなります。
日常には、幸せがあふれているなと感じます。
ジャムを作るのも幸せなひととき。写真は、いただいた柚子で作ったジャム。
皮を薄く切ったり、湯がいたり、果肉と砂糖を入れて時間をかけて煮たり。
ゆったりとした作業。心が無になるというか、大根おろしとか、生姜をおろすのも
同じ感覚なのですが、一心になにかをしていると、瞑想のような境地になって
とても好きです。
ただ、母や妹は、大根おろしとか、つまらないし疲れるから嫌いだそうで…。
人によるのですね。
ジャム作りに話を戻しますが、柚子や杏など特にそうですが、作っているあいだも
そのあとも、良い香りがあたりにいっぱい漂って、それもとても好きです。
物語の中でも、ジャムやプリザーブを登場させるのは、自分が好きだからかな。
林檎や杏。やはり、自分の大好きなものを登場させちゃうし。
物語にとっても、そうした脇役は、欠かせない存在です。
〈サラファーンの星〉では、そんななにげない日常が、戦争で奪われてゆきますが、
ヒロイン、リーヴのいる最果ての国のシーンでは、世界の終わる時まで日々の暮らしを
愛おしみ、大切にする人々の姿を思いながら描きました。
金沢からの贈り物 ― 2024年02月18日 11:42
金沢の友だちから、地元のものがぎっしり詰まった贈り物が届きました。
ほんとは私から何か送りたかったのですが、救助や復興に道路が使われているかもと、
少し落ち着いてからにしようと思っているうちに、彼女の方からいただいてしまいました。
きれいな字でびっしり書かれた分厚いお手紙もそえられていました。
このところずっと、心身の調子がいまひとつのなか、本当に嬉しかったです。
金沢は余震もそれほど大きく感じず、倒れたお墓の修理も無事終わったそうです。
(友だちが電話した時点で、すでに200件ほどの依頼があり、順番待ちだった)
彼女は福祉介護の仕事に就いているのですが、お手紙には、
能登の方の状況はいまだ深刻で、金沢のお子さんの家を頼ってこられた高齢の方が、
いざ同居を始めたものの、避難生活で足腰を悪くされて介護が必要な人が増えていること、
彼女の職場でも数人受け入れたけれど、限界があって、今は新規を断らざるを得ないこと、
スタッフにも地震でご家族を亡くしたり、実家が倒壊したりされている方もいて
何もできないのを申し訳なく感じると書かれていました。
それで、せめて地元を応援したいと、大好きなものをいっぱい詰めてくれたそうです。
ひとつは金沢で有名な甘納豆やさんの甘納豆。たくさんいただいた中から、
大納言と緑豆の写真を。大納言は能登が産地。緑豆の方は大浜、珠洲市と書かれていて、
被害が甚大だったところです。農家さんはどうなったでしょう。どうか皆さんご無事で、
農園も、たとえ時間がかかっても、復活しますようにと願いながらいただきました。
甘納豆といえば、お砂糖がまぶしてあるイメージでしたが、そうではなく、煮豆の水分を飛ばしたようなというか、あっさりして、とっても美味しかったです。
大切にいただこうと思ったのに、封を開けたが最後、つい手が止まらず、母と一気に食べてしまいました。(我が家では、手が止まらないお菓子を「危険なお菓子」と呼んでいます。)
さすがお茶処の金沢です。
また、羊羹や、地元で知らない人はいないというソウルフード「ビーバー」の揚あられ、
甘いもののお供にと、金沢のほうじ茶とコーヒーも入っていました。
(「ビーバー」もすごく美味しいです。こちらも「危険なお菓子」です。)
私もこんな応援したいなと思って調べてみたら、甘納豆や揚あられはオンラインで
買えるようです。お店との直接のやりとりはもう少し現地が落ち着いてからがいいのかも
しれませんが、名古屋では中日ビルにこちらを発見。
↓↓
震災の影響で、現在どういった商品があるかはわかりませんが、体調の良い日に、ぜひ行こう思っています。ほうじ茶もすごく美味しく、身も心も温まって、元気になりそうです。
魔女の一撃Part2 ― 2023年10月30日 21:01
最初に私がその脅威を知ったのは、広告代理店に勤めていた20代前半。新入社員時代。
制作の雑用をしていた私は、よく制作の副社長室にも出入りしていました(手紙や書類を
届けるなど、本当に雑用)。
あるとき、副社長の秘書がぎっくり腰になり、一週間休みますと、人材派遣会社から
連絡がありました(秘書の方は派遣社員でした)。
植木鉢を持ち上げた瞬間だったと聞いています。
副社長、怒るとコーヒーや灰皿が飛ぶと有名な方で(蜷川さんみたいですね。実際に、
友人はそのシーンを目撃しました)、
そのときも、「一週間も休むなどとんでもない!」と激高され、彼女はクビに。
(今では許されないことですね。)
副社長に負けず劣らず、とっても怖い年配の女性でしたが、そんな彼女が打ち勝てなかった
ぎっくり腰。恐るべし、と思いました。
そのとき派遣会社から代理でやってきた女性が、そのまま副社長の秘書になりました。
彼女、さっぱりした性格で、私は大好きだったのですが、
あるとき副社長から理不尽に叱られたとき、「私、辞めます!」と宣言し、
荷物をまとめて、出ていきました。あっぱれ。
(副社長、ドジな新入社員の私には優しかったです。おそらくあんまりおバカだったため、
怒る気がしなかったのでしょう。)
話を戻します。
その恐るべきぎっくり腰、その後、私が最初に目撃したのは、同じ会社でのこと。
ある日、同僚から電話がかかってきました。内線電話です。
「フーちゃん、すぐ来て! 今コピー室。動けない」
何事かとコピー室に急ぐと、コピー機に抱きつくように覆いかぶさっている同僚の姿が。
「ぎっくり腰やったみたい。すっごく痛い」
コピー機に張り付いている彼女をなんとか引き剥がし、支えながら、
同じビルにあった整形外科に。
診察の結果は、やっぱり「ぎっくり腰」
20代でぎっくり腰になるんだ、と、彼女も私もびっくりでした。
会社に戻ると、優しい部長が、タクシーで帰りなさい、とタクシー券を出してくれました。
(これも今ではないかな。いろいろとおおらかな会社でした。)
さて。私自身が最初にその一撃をくらったのは、会社をやめたあとの28歳のときです。
ある日シャワーを浴びていて、シャンプーの後、立とうとしたとき、腰に激痛が走りました。
同僚の一件で、すぐにわかりました。ぎっくり腰!
これか。ああ、どうしよう。一人暮らしで、助けは呼べません。
そのとき思い出したのが、住んでいたマンションと駅の間に、「カイロプラクティク」と
看板を掲げた整体院があったこと。そうだ。あそこへ行こう!
しかし、一糸まとわぬ姿で行くわけにはいきません。なんとか着るべきものを着て、
這うように行きました。
(普通に歩けば3分で着く場所ですが、ものすごーく遠く感じました。)
何やら不思議な形のベッドに寝かせられ、思い切り背中を押された途端、
バキバキバキッと音がしました。
超痛かったけど、不思議なことに、起き上がることができ、まっすぐに立てました。
重いものを持ち上げるときは体の重心に近くして持ち上げること、
朝起きるときや、低い姿勢から立ち上がるときは、急な動きをしないよう気をつけること、
身体を柔らかくすること(ストレッチなどで)と指導を受けました。
その後、癖になったのか、何度もやるようになりました。友だちが接骨院をされている方と
結婚したので、もと同僚じゃないけど電話して(内線電話はありません)
「すぐ来てくださ〜い!」と泣きついたことは一度ではありません。
そんなわけで、魔女の一撃とは長〜い付き合い。
どうか、今後とも、お手柔らかにしてほしいものです。
魔女の一撃 ― 2023年10月27日 22:34
去年いとこが、自家菜園で育てた白菜やほうれん草などを送ってくれたとき、
事前にメールで注意書きが届きました。
「白菜は重いので、箱から引っ張り出そうとすると、魔女の一撃を喰らいますので、
細かい野菜を取り出したのち、箱を横にして、底のテープを取り、元に戻して
箱を抜けば底からゴロンと出てきます。煮るなり焼くなりその場でかじるなり、
思う存分格闘してください。」
魔女の一撃=ぎっくり腰。あれは体験者じゃないとわからない、ほんとに、
魔女の一撃としか思えない強烈な痛みです。
ということで、もちろん、いとこの言う通り、ブロッコリーやほうれん草やカブを
取り出してから、ダンボール箱を倒して、底のテープを剥がし、もとに戻して
箱を抜いたら、最後に、巨大な白菜が出てきました。5キロ半!(6キロのを送ると
いったので、絶対に持てないからできるだけ小さいのを送ってと頼みました。それでも
5キロ以上で、母とびっくりしました。味もびっくりするほど美味しかったです。
無農薬で育ててあるし、栄養満点。)
ところで、その魔女の一撃。数日前、網戸の掃除をしていて、ギクッとやりました。
あ〜、久しぶり。常連なので、コルセットは二種類持っています。しっかりはめて
対処。
昔はぎっくり腰は安静が一番と言っていましたが、最近は、歩くこと!と言われていて
(さすがに当日はあまり動けなかったけど)翌日から、せっせと歩いています。
一昨日には精神科の通院で、地下鉄を一駅歩いたりして、午後も用事があったので
9000歩。昨日は姪の施設に行って、さすがに遠くて車だったので、1000歩。
今日は午前は歯医者さん、午後は母のリハビリがあり、リハビリの待ち時間5000歩
歩きました。
おかげでずいぶん回復し、朝起きるとき以外は、痛みはほとんどありません。
魔女の一撃、秋口が一番くらいやすいそうです。
つまり今頃。どうぞ皆様も気をつけてくださいね!
年配者がやるものと思われがちですが、私が初めてやったのは20代。
次回は、そのお話を。









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