日々の無事を祈ります2025年07月14日 20:14

夕方雷雨がありました。今夜は名古屋でも線状降水帯発生の恐れがあるとのこと。
各地で洪水が起こっているし、台風の影響も心配です。
トカラ列島の地震も、収まらなくて、避難している方たちや、残っている人たちは
どんな気持ちだろうと、胸が痛みます。
早く地震がおさまりますように。台風があまり被害がなく過ぎますように。
戦地や紛争地に、おだやかな日常が戻りますように。そう祈っています。

こちらは、朝の散策途中、見かけた花たち。水色とオレンジの組み合わせがきれいでした。
猛暑の夏に、こんな可憐な姿を見せてくれてうれしいです。ありがとう♡

オレンジと水色の花

ところで、手術をした右目ですが、かすみがひどくなる一方で、検査の結果、
水晶体を包んでいた袋が濁っていると診断されました。後発白内障といって、
通常は、白内障の手術後、数週間から10年くらいで発症するそうで、私のように
3日後ぐらいからというのは、異常に早いそうです。
簡単なレーザー手術で除去できるとのことで、数日前に受けたところ、
見え方がだいぶ明るくなりました。先生によると形(?)も変わっていたそうで、
「なにか特殊な薬を飲んでいませんか?」と聞かれました。
精神科と骨粗鬆症の薬くらいなのですが、去年飲んでいた抗がん剤の影響でしょうか。
先生にもよくわからないそうですが、前より見えるようになったので、よかったです。
ただ、やはり右目は近くが見えなくて疲れやすいため、何事も休み休みやっています。
(『ユリディケ』のイラストすこ〜しずつ進めています。)
それでも、無事に過ごせるこの日々は、本当にありがたいです。
感謝しながら、一日一日を大切にしたいです。

希望の光は心のなかに2025年06月29日 11:11


紫陽花

先日散歩していて出会った紫陽花です。とてもきれいだったので思わずスマホでパチリ。
梅雨の終わった地域もあるそうですが(まだ6月なのにびっくりしますね!)、
パステルカラーとしっとりした緑に、一瞬でもさわやかな気持ちになっていただけたらと
思って、アップしますね。

こちら↓も、散策途中に見かけた白い花。少し高いところに咲いていたので、匂いは
わからなかったけれど、柑橘系の香りがしそうな感じです(全然違ったりしてね)。
世の中がきな臭く、戦火が耐えないなか、自然の美しさに心をなぐさめられています。

白い花

日本では戦争が終わって80年。先人たちは、戦争は絶対にいけないと訴え続けています。
戦争は人の命を奪ったり、傷つけたり、生活の場を破壊するだけでなく、
ミサイルなどの破壊行為で、膨大な二酸化炭素を排出し続けています。
これだけ気候変動による危機が訴えられているのに、なぜそんなことができるのでしょう。

小さな一個人として、無力感を覚えてしまうときもありますが、
決して希望を失わないようにして、間違ったことに対して、NOと言えるようにしたいです。
希望の光は、ひとりひとりの心のなかにあると信じています。その光を絶やさなければ
きっと未来は開けるはずです。

私事ですが、今月、悪性リンパ腫の寛解後、二度目のCT検査がありました。
結果OKで、ほっとしています。完治までにはあと四年ちょっと。
先生が仰るところの「よく食べ、よく眠り、よく動いて、楽しく」要はストレスなく
過ごすことが大切なので、しっかり治そうと思っています。

目の方は、手術した右眼は、まだ近くが見えず、遠くも手術直後よりかすんで
見えなくなってきています。でも、近くの方は心持ち?前よりは見えるかなぁ。
焦らず、時を待ちます。
ということで、左眼だけしか使えないなか、なんとか『ユリディケ』のキャラ相関図を
進めています。図はできたところで、あとはイラスト。
超省エネで、フィーンは同じ。ユナはルシタナの生まれ変わりで生き写し、という
設定なので、ほぼそのままいく感じ(衣装は変える)など、なるべく目を酷使しなくて
すむよう工夫しながら(手を抜きながら?)、少しずつ進めています。

一年前、入院していたことを思えば、こうして家で仕事ができる、のんびりできる、
ということは、本当に幸運なこと。母も少しずつ回復してきていますし、
感謝の気持ちでいっぱいです。

暑い日々が続きますが、元気に夏を乗り切りましょうね!

5月の薔薇&目のお話2025年05月27日 22:05

広い庭には色とりどりの薔薇が咲いていました。本当にきれい。
薔薇を育てているとおぼしき女性が、声をかけてくれました。
「ほら、来て。本当にいい匂いがするんですよ」
近づくと、薔薇のやわらかな甘い香りがしました……。

というのが、今日の夜明けに見た夢です。

色や香りのある夢は子どもの頃からよく見たのですが、最近はあまり
見ていませんでした。久しぶり。
この5月は、あちこちで野薔薇や薔薇が鮮やかに咲いていました。
広告会社時代の先輩が、メールで、この春は寒暖差が大きかったからか、
自宅の庭でも近隣の家でもいろいろな花がどれも色鮮やかだと言っていました。
そういえば、長野の伯父が、信州は寒暖差が大きいため、花の色が鮮やかでとてもきれいで、
移り住んだとき、とても感激したと話してくれましたっけ。

窓辺の薔薇

こちらは、少し遠出して散策したときに見かけたお家の窓辺の薔薇です。
ヨーロッパの光景みたいで素敵でした。

八重の野薔薇

こちらは八重の野薔薇。つくばの友だちの家の庭で咲き誇っていたのを思い出します。
母の日にも、今年は妹夫婦と一緒に、ビタミンカラーの薔薇をプレゼントしました。
骨折が早く良くなりますようにとの祈りを込めて。

薔薇の花束

その母ですが、週二回のリハビリも頑張っていて(毎日自主トレも頑張って)
ずいぶん歩けるようになってきました。
少しずつ歩行器で外にも出るようにしています。私が付き添いです。
大腿骨を骨折した人と、化学療法の副作用で足の神経が麻痺している人が
ヨタヨタ歩いているので、いかがなものかと思うのですが、いつも楽しく歩いています。

ところで、先日、去年悪性リンパ腫の治療でキャンセルした目の手術をしました。
私は右眼が強度近視で乱視に老眼が入ってきて、左眼も近視で乱視の上、
左右の度がものすごく違うので、見辛くて、仕事に支障が出るようになっていました。
そこで、白内障の眼内レンズを入れる手術で、矯正をすることにしていたのです。
私の場合、白内障は多少あるものの、あと10年くらいは大丈夫と言われました。
ただ、左右差がありすぎて疲れると相談をしたところ、眼内レンズでの矯正もいいかもと
目医者さんからアドバイスを受けました。
色々考えた末、遠くも近くも見えるという多焦点レンズにしたのですが、
リスクとして、近くが見づらい人が少数いるとのこと。でも、人間、自分がその少数に
入るとはあまり考えないものですね。私もそうだったのですが、見事に?その少数に
入ったのか、手術の結果、遠くはとても良く見えるのですが、
スマホやパソコン、本や新聞が読めない状態に。

他焦点レンズは、どこにでも焦点が合うという特殊な見え方をするため、
脳が順応するのに時間がかかるそうですが、一日で慣れてしまう人もいるそうです。
逆に、一か月、半年、一年単位で徐々に見えるようになる人もいるそうで、しばらく、
パソコン仕事を休んで様子を見ていました。
でもまだ、パソコン画面も見えません。
こうして文字が打てているのは、なんとか左眼で見ているから。
左は、近眼で乱視ではありますが、近づけばパソコンの文字が読めるのです。
そんなわけで、現在、遠くは右眼で、近くは左眼で見ています。
車の運転はできません。ダッシュボードの計器類が見えないから。
ちょうど右でも左でも見えない距離にあるんですね。

この状態では疲れるので、今週、眼科で検査をしてもらい、先生と相談してきます。
左眼の手術は一旦保留して、左だけでも近くが見える状態を保って、仕事をするのも
選択肢だと思っています。
というのも、『ユリディケ』のキャラクター相関図を作っている最中で、
イラストはまだ描いていないのです。
今の右眼ではイラストは描けないけれど、左眼なら描けるんじゃないかな。
右眼だけローガン卿の助けを借りてもいいかもしれないしね。
まあ、なんとかなるだろうと思っています。

そんなとき、素敵な薔薇の香りの夢を見たので、今日は頑張ってPCに向かい、
文字を拡大して、無事?ブログを更新することができそうです。よかった〜。

金星と土星のランデブー(&海王星)2025年05月03日 16:34

最近は、疲れてバタンキューと眠っても、夜中に何度か起きてしまうのですが、
今朝、4時に目が覚めたとき、久しぶりに夜空を眺めてみる気持ちになりました。
(このところ、目覚めてもぼうっとしていて、そのままベッドで何時間か起きている、
という感じだったのです。)

東の空にとっても明るい星が見えていました。明けの明星です。そのほんのすぐ隣に
そっと寄り添うように小さな星が。
国立天文台のWebサイト「今日のほしぞら」で調べたら、土星でした。
そして、肉眼では見えないけれど、小さな小さな三角を描いて、海王星もほとんど
同じ位置にありました。天体望遠鏡で見たら、見られたでしょうね。

昨日の土砂降りで、空がきれいになったのかな。金星と土星が、夜明け前の空に
本当に美しかったです。しばし、見とれてしまいました。
20分ほどすると、地平線がほの赤くなって、土星の光が薄れてゆくなか、
明けの明星はなお、きらきらと明るい光を放っていました。

ようやく母の介護認定が降り、要支援2ということで、支援の場合は、
地域包括センターとの契約になるそうで、昨日は、足元の悪いなか、
ケアマネさんとセンターの担当の方が一緒にいらして、本契約を結びました。
それから、介護度が決定したことで、週一だった訪問リハビリも、週二回OKになり、
ケアマネさんがさっそく訪問リハビリの方に電話をして、来週から増やせるよう
手配してくださいました。
とってもやわらかな口調と態度の方なのですが、お仕事はすぐにテキパキと進められ
本当に感心してしまいます。
リハビリの理学療法士さんたちからも学ぶことが多いです。
今朝はたぶん、介護認定が降りたことで、これから本格的にリハビリも進めていけるし
ほっとしたことで、空を見る余裕ができたのかな。見てよかったです。
惑星があんなに近くでランデブーする素敵な星空が見えたのですから。

話は変わりますが、母の入院中、お風呂が焦げ臭い匂いがしたことがあります。
その少し前、リンナイの浴室乾燥機のリコールのニュースを見ていたので、
ちょっとあれ?と思いました。経年劣化で火災の危険性があるというニュースです。
でも、そのとき、新聞に出ていた型番をチェックしたら、我が家のと違ったので、
安心していたのでした。
そして、母が退院したあとのこと。お風呂の乾燥機が動かなくなってしまいました。
ガス会社の方に連絡して、調べてもらったら、「これ、リコール品ですよ」と。
えええ〜っ!!!
「ほら。これです」と、ご自分のスマホで、リンナイのHPに詳しく書かれた型番リストを
見せてくれました。知らなかったのですが、新聞に出ていたのがすべてではなかったのです。

ということで、お風呂の暖房が使えなくなってしばらくたちます。
リコール品は、リンナイに連絡すると、安全装置を取り付けてくれるそうですが、
もう15年経っているので、替えどきだと思い、新しくすることにしました。
連休が入ってしまったので、工事はまだ先になります。
母は、骨折の影響で足が思ったように動かないので、湯船に入ることはできず、
シャワーチェアでシャワーを浴びるだけなのですが、お風呂の暖房がないと寒いといって
一日おきにしています。
私が力持ちだったら、ひょいっと抱えて湯船に入れてあげられるのになぁ。

これからまだいろいろあって、5月も何かと落ち着きませんが、
抗がん剤の副作用とも、なんとか仲良く(?)やっています。

しばらくのあいだ、金星と土星と海王星のランデブーは続くようです。
夜明け前に目を覚ましたら、ぜひ東の空を見てみてくださいね。

群馬の林檎便り〜可愛い花が咲きました2025年04月27日 10:17


2025りんごの花
                                                                             ©️T.S.
今年も群馬の従兄から、林檎の花の便りが届きました。
愛らしく清らかな蕾と花に、いつも心がなごみます。

大好きな言葉が浮かんできます。

「天にありては星、地にありては花、人にありては愛。これ世に美しきものの最たらずや」

明治の思想家、高山樗牛(ちょぎゅう)が残した言葉だそうです。
31歳で早逝したといいますが、本当に大切なことを知っていた人だと思います。

我が家では、昨日、手すりの工事が終わり、母が歩きやすくなりました。
母の部屋とわたしの部屋の交換も、ほぼ中身が入れ替わり、生活しやすくなってきました。
訪問リハビリも(まだ回ですが)順調に進んでいます。
なにごとも一歩ずつ、ですね。

ロシアのウクライナ侵攻が、転換点を迎えようとしています。
「人にありては愛」
見せかけではなく、フランシスコ教皇が最後に望んだように、真の平和が訪れますように。

壁を築くより橋を架けよう〜ローマ教皇の思い2025年04月23日 10:20

フランシスコ教皇が亡くなりました。
最近体調を崩されているとの報道に、いつかはと覚悟していましたが、
世界をよりいよい場所にしようと奔走した方が、またひとり天に召されてとても悲しいです。

分断を深める社会にあって、常に和解と平和を求め、自らの行動と言葉で
それを示した人でした。
「壁を築くことだけを考え、橋を架けようとしない人は、キリスト者ではない」と訴え、
広島と長崎を訪れたときは、核兵器廃絶のメッセージを世界に届けました。
茶目っ気のある人柄や、チャーミングな笑顔、貧しい人、弱い立場の人に寄り添う姿勢や
びっくりするほど慎ましやかな性格に、親しみを覚えた人は多かったと思います。

『旅するローマ教皇』という、フランシスコ教皇のドキュメンタリー映画があります。
抗がん剤治療が終わって、家で休んでいるとき、ソファに横になりながら
WOWOWで録画しておいたその作品を観ました。

映画は、遭難した船からの信号を沿岸警備隊かどこかが傍受するシーンから始まります。
それは、リビアからイタリア最南端のランペドゥーサ島へ難民を運ぶ船でした。
多くの犠牲者が出て、後に教皇がランペドゥーサ島を訪れ、鎮魂の祈りを捧げるシーンで
初めて教皇が画面に登場します。
世の中の無関心、不寛容に胸を痛める教皇の姿が印象的な冒頭です。
50カ国以上を周り、刑務所の受刑者とも触れ合い、イスラム教や正教会の指導者とも
対話の努力をし、カトリック教会全体を揺るがした性的虐待について謝罪し、
パンデミックのさなか、静まり返った世界では、ひとりで祈りを捧げる……。

心が洗われるとともに、深く考えさせられる作品でした。
フランシスコ教皇について知りたいと思う方だけでなく、混迷の社会に絶望している人、
光を見出したいすべての人にみてほしいと思う映画です。

教皇は、お医者様に止められても、公務を果たそうとしたと伝えられています。
亡くなる前日も、キリストの復活祭で、バチカンのバルコニーに姿を見せていました。
最後の最後まで、世界をよりよい場所にしようと願っていたことが伝わってきます。
その志は、あとに残るわたしたちへの贈り物だと思います。

親愛なるパパ様、貴方の魂が安らかでありますように。
これからは、空から地上を見守っていてくださいね。

母の入院。そして退院2025年04月12日 10:02


雨の中の白い花

ちょうど四週間前の土曜日でした。
母が部屋で転倒し、大腿骨を骨折しました。
前にわたしが胸椎を骨折した際は、母が救急車に付き添ってくれたのですが、今度は逆。
救急隊員の方々には、今回も大変お世話になりました。ありがとうございます。

家族の非常事態ですので、具合が悪いなどとは言ってられません。
アドレナリン出まくりで、身体も動きます。
妹も飛んできて、一緒に先生の説明を受け、月曜には人工骨頭を入れる手術で、
翌日からリハビリが始まりました。
コロナが五類に移行するまでは面会禁止だったそうですが、幸い、毎日面会でき、
届け物をしたり、洗濯物を受け取ったりする時、顔を見ることができました。

先生はとても前向きで、母より高齢の方が、先日リハビリ頑張って2週間で
退院しましたよ、とおっしゃり、「それを目指しましょう!」と頼もしく、
その明るさに救われました。
また、介護申請をしたほうがいいと言われ、区役所に手続きに行きました。
福祉課で手続きをしたあと、地域包括支援センターに相談に行くよう言われ、
翌日、妹と二人で行ってきました。
障害福祉のことは、姪と甥が自閉症スペクトラムだったので、手続きが煩雑なことや
ソーシャルワーカーの方が忙しくてなかなか見つからないということも知っていましたが
高齢者福祉も一緒で、ケアマネさん不足で探すのが大変だと知りました。
制度も色々な決まりがあって、とても複雑です。
「二つの脳は一つよりよい」と言いますが、妹と私の脳では、どうも足りないようで、
1時間以上、いろいろと説明を聞きましたが、頭がパンク状態になってしまいました。

でも、相談に乗ってくださったスタッフの方が、とっても頑張ってくださって、
翌週には奇跡的にケアマネさんが見つかり、
母が退院したら、訪問リハビリと福祉用具の方たちと一緒に、我が家で母の様子を
確認しながら、担当者会議を開くことになりました。

介護認定が降りるのは一か月くらい先になるそうですが、
待ったなしの状況なので、先に動きます、と言われ、
本当に、みなさんに素早く動いていただけて、ありがたかったです。

わたしの方も、今後、母が生活しやすいように、家を整えなくてはなりません。
(母の部屋よりわたしの部屋のほうがトイレに近いので)
部屋を取り替えることにして、自分で動かせる小さな家具は移動し、
クローゼットやチェストなどのタンスは、中身だけ入れ替えることに。
こんなとき、魔法が使えたらなぁ。指をパチンと鳴らすだけで入れ替わったら、
どんなに楽でしょうね。
けど、魔法使いではないので、病院や地域のソーシャルワーカーの方々との連絡の合間に
少しずつすすめていきました。

母は膝も悪くてもともと杖を使って歩いていたので、どうなるか心配しましたが、
そうこうしているあいだに(結局、服の入れ替えは、まだまだ道なかばです)
リハビリをかなり頑張って、数日前、無事退院してきました。
杖を使って歩行できるようにならなければ、リハビリ専門病院に転院と聞いて、
家に帰りたい一心で頑張ったそうです。
退院の翌日には、ケアマネさんたちがいらして担当者会議を開き、福祉用具の方は
さっそくお試しのシャワーチェアを置いていってくださり、その日からシャワーが
できて、とても助かりました。
そして、その翌日から、ベッドの柵や、据置式のトイレの手すり(もともと手すりを
つけていたのですが、位置が高すぎて役に立たなかった)、家の中の歩行器や
四点杖が順次届き、また、廊下に手すりをつけるため、福祉用具の方が、建築士の方を
呼ばれ、一昨日には、最初のリハビリも始まりました。

なんだか嵐のような四週間でしたが、今日は週末で、久しぶりにゆっくりできています。
母は、入院中は検査やリハビリや面会の時間以外は、退屈だったそうで、
「退院してからのほうが忙しかったわ」と言っています。
怪我人は、治すのが一番の仕事ですから、病院で静かにしている時間も大切だったと
思います。

救急隊員の方々、病院の先生や看護師さん、理学療法士さんなどのスタッフの方々、
福祉用具や訪問リハビリの皆さん、区役所や地域包括支援センター(名古屋では、
いきいき支援センターと呼んでいます)の方々に支えていただき、
なんとか母も家で生活していけそうです。感謝の気持でいっぱいです。

それにしても、去年のわたしの入院と重ならなくて、本当にラッキーでした。
わたしが退院してから、化学療法に通院している間も、副作用で動けなくて、母が
すべての家事を引き受けてくれたので、もともと膝が悪かったところにもってきて、
それで負担がかかって、骨が折れやすくなっていたのかなと思います。
お母さん、ごめんね。
副作用もずいぶん軽くなってきたので、これからは、福祉の方々の力をお借りして、
わたしが頑張ろうと思います!
少し落ち着いたら、仕事にも戻れると思います。
待ってくださっている方がいらしたら、ごめんなさいね。

家族の危機に、うつ病の妹も、がんばっていろいろと手伝ってくれて、ありがたいです。
妹は疲れが出ると、膀胱炎を発症するので、心配ですが、
みんなで力を合わせれば、なんとかなるかな、と思っています。

病院や区役所に通う際、桜が蕾から日々開いていく様子や、新緑が少しずつ芽吹いていく
様に、心が慰められました。
冒頭の写真は、雨の日、バスを待つときに見かけた白い花。名前はわからないのですが、
雨粒を宿して、清楚な風情に惹かれました。

追記:優しい友人がこの花の名前を教えてくれました。
リキュウバイ(利休梅)といって、古くから茶花としても親しまれてきたそうです。

カワウのひなたぼっこ&春の花たち2025年03月14日 11:30

暖かな日が続いています。
が、実は一週間ぐらい前からちょっと体調を崩しています。
気持ちいい陽気なのにもったいないなぁ。
先生に、抗がん剤で免疫力が落ちているからと言われ、あんなに注意していたのに。
喉が痛くて頭が痛くてだるい…ということは数年ぶりの風邪(鬼の撹乱)??

毎日5000〜6000歩、少々疲れているときも、頑張って歩いていたからだと
思われます。仕事の準備も、急にギアを上げてしまったし。
そんなわけで、この数日は家でゆっくりしています。
震災のことを思ったり、ウクライナのことを思ったり、なぜかときを同じくして
友人や先輩から、悲しいお知らせを受け取ったり。なんの力にもなれなくて
人生の切なさを思います。

悲しいことがあっても、世界が変わらずに回り続けるのが、昔から不思議でした。
ただ、本当は、地球もいつまでも回り続けるわけではないですよね。
だからいっそう大切な存在なのだと感じます。

体調を崩す前、頑張って遠くまで歩いていた時、見かけた光景から、いくつか写真を。
春を感じていただけたらいいな。

まずは、池の畔でひなたぼっこをするカワウ。通りかかると、羽を大きく広げて
じっと動かない鳥の姿が。岐阜にいた頃よく見たカワウです。
最初、彫像かなにかだと思いました。あまりにじーーっとしているから。
で、わたしも動かずじっと見ていると、ゆっくりと羽を動かして、片方ずつ
たたみました。(片方をたたんだら、もう片方をまた伸ばす。)
あ、生きてる! 暖かな日だったので、カワウもお日様が気持ちよかったのでしょうね。

ひなたぼっこするカワウ

こちらは八重の梅。淡いピンクで青空に映えて、すっくと伸びた姿が美しかったです。
ヒヨドリが、花をつついていました。蜜が目当てかな。

八重の梅

公園の片隅のむらさきのパンジーや、壁にきれいに飾られたハンギングバスケットにも、
思わず目を引かれました。

紫のパンジー

パンジーの蕾って、くるくる巻いていてとっても可愛いです。

青いパンジー2

黄色いパンジーも鮮やかで気持ちも華やかになりそうですね。

黄色いパンジー

来週は寒の戻りがあるそうです。
どうぞわたしみたいに風邪を引かないようくれぐれも気をつけてくださいね!