『ユリディケ』4月の連載休みます2020年04月02日 20:29

ごめんなさい!
『ユリディケ』改稿版の更新、今月はお休みします。
待ってくださっている皆様には、本当に申し訳ありません。

次回、第31章は、5月13日に更新します。
1月に、サイトのお知らせポップアップを、休載のお知らせに使うことがないよう
頑張りますと書いておいて、心苦しい限りですが、どうか一か月余裕をくださいね。

現在、コロナウイルスの感染拡大で、不要不急の外出ができない状態が続くなか、
せめて、家で読めるネット連載を提供することが、わたしのできることなのにと思って、
なかなか決心がつきませんでした。

けれど、終盤、大きく加筆訂正したい部分がでてきて、
自分自身が納得できる作品にしたいという思いが強くなってきました。
わたしは、推敲魔で、とにかく推敲しまくります。作者のわがままかもしれませんが、
少しでも完成度を上げ、掲載したいと思っています。

ブログは、小説とはまったく別のものなので、これまで通り続けますね。
キャラクターや国の紋章など、まだまだたくさんのことが、お話ししきれていません。
世界的に重苦しい状況で、ちょっと肩の力を抜けるような日常の話題もしていきたいと
思っています。

それと、新たな職場でスタートを切った荒川ディレクターが、
現在、公式サイトの伝説ページの仕上げをしてくれていますので、
明日4月3日には公開できると思います。

〈サラファーンの星〉に出てくる伝説や歌を集めたページですが、
『ユリディケ』の改稿バージョンにかかわるものもあります。
これからそのWEBページの最終チェックに入ります!

サラファーンの星公式サイト〜伝説ページ公開しました2020年04月03日 21:17

サラファーンの星公式ページの「歌と伝説』コーナー、公開しました。
 ↓↓

作中に登場する歌は、このほか、リーヴェインに伝わる古い恋歌や
アトーリス海軍のあいだで歌われる歌などがあります。
(本文中に歌詞ができていなくて、まだ歌詞がありません。思いついた暁には
入れたいです。)
『麗しのローレア』と『杏の花の咲くしたで』は、曲もあるので、いずれ
楽譜などがアップできたらと考えています。

ランゲフニーの歌はロングバージョンをふくめ、いくつかある中から、もっとも
短い話バージョンにしました。
歌い継がれていくうちに、いろんなバージョンができたのだろうと思っています。

伝説と神話は、人の世界の5つの伝説と、フィーンの世界のひとつの神話を
紹介しています。
個人的なお気に入りは、〈血の夜明け〉。2巻と4巻に出てきますが、
なんだか妙にリアルに浮かんできて、けっこう怖かったです。
(怖いの、苦手です。)

ところで、今回のアイコンは、最初からデザイナーの畠山さんにお願いしました。
(ユリディケの改稿作業で、自分でデザインする余裕がなくて…。)
楽しみに待っていたら、セピア色のアンティークな感じで仕上ってきました♫
羽ペンby畠山美奈子
            ©Minako Hatakeyama

伝説ページ、Coming Soonとなっていたのに、遅くなってしまってごめんなさい。
これで、当初予定していたコンテンツはすべてアップ終了。
当面、ユリディケの改稿作業に専念します!
いずれは、ギャラリーやランゲフニーの世界など、増やしていきたいと思っています。

白いすみれ2020年04月05日 20:18


白いすみれ

近所のスーパーに食料品を買いに行くとき、
道端のアスファルトの隙間から、白いすみれが顔をのぞかせているのを見かけました。
白いすみれはめったにみないので、思わずスマホをバッグから出して、かがみ込みました。
顔を近づけて見ると、白い花弁に紫のラインが入っていました。
誰も見ていないのに、一株だけでけなげに咲いて、とても愛おしくなります。
クリックして拡大してみてくださいね。ラインがよく見えると思います。

青い色が好きなので、青い花がとても好きなのですが、白い花も大好きです。
近所にオオシマザクラがあって、ソメイヨシノより少し遅く、真っ白な花を
咲かせます。オオシマザクラは、花と葉が一緒に出るので、緑の中に白い花が
ちりばめられて、そこがとても奥ゆかしです。

サラファーンの星とユリディケでは、春の樹木の花として、林檎(りんご)を
登場させました。
サンザシ館の近くには林檎園がありますし、真っ白な林檎の花も登場させました。
林檎は、つぼみがピンクで、花開いてからも、白っぽい中にピンクを残していて、
そこがすごく愛らしいのですが、純白のつぼみ、純白の花のイメージも
強く浮かんできました。サラファーンでは、4巻で、リーヴの夢のシーンと
ルシタナとウィルナーの旅のシーンで使っています。

世界中がコロナウイルスで大変なことになっているときにも、季節はめぐり、
自然は美しい姿を見せてくれます。心がほっとなごみます。

日に日に感染者がまして、厳しい状況が続いています。
「最善を祈り、最悪に備える」とよくいうけれど、
今回のことも、ひとりひとりの心構えが本当に大切だと思います。
長丁場で大変ですけれど、自分の行動が、世界の運命を変えてしまうかもしれないと
緊張感を持って、みんなで乗り切っていきましょう。

菜の花とベーコンときんぴらごぼうのパスタ2020年04月07日 16:46


菜の花ときんぴらごぼうのペンネ

いよいよ今夜、緊急事態宣言が出されます。
いま友だちとメールで、これまで気軽に旅行していたことも、
友だちに会っていたことも、本当に幸運なことで、どんなことも、当たり前ではないねと
話していました。本当に、しみじみそう感じます。

外食ができなくて、おうちごはんが増えると思います。
ということで、本日は、旬の菜の花を使った簡単パスタを紹介します。
なーんてかっこつけちゃって、実はこちら、
唐辛子を入れすぎて、辛くて食べられなかったきんぴらごぼうを見ていて、
ふと思いついた料理でした。

ベーコンと菜の花をたっぷり炒め、ゆでたペンネときんぴらごぼうを入れて
あえるだけ。
ベーコンの塩味と、きんぴらの味だけで、あっというまにできあがり。
(ベーコンの油がたりなかったら、オリーブオイルを少し足してくださいね。)

パスタは大好きで、いつもこんなふうに、家にある適当な材料で作ります。
塩味で、最後にレモンをしぼったのが多いけれど、トマトソースのパスタも好きです。

物語の世界でも、料理はとても大切です。
『星の羅針盤』でウィルナ―が作ろうと申し出たのは、冬野菜のラニッカ。
結局、厨房のあるじスピリに追い出されてしまいますが、野菜と肉の煮込みに、
羊のチーズをかけて、かまど(オーブン)で焼いたテスの郷土料理です。
冬野菜は根菜類が中心で、必ず赤カブを入れます。
(リーヴェインの紅カブも赤カブの仲間。こちらのほうが色鮮やかで小ぶりです。)

赤カブにこだわったのは、わたしの郷里、岐阜県の、赤カブの漬物が
子どもの頃から大好きだったから。
飛騨地方の漬物なのですが、甘酢ではなく塩味で(でも、少し酢も入ってるかな)
甘くなくて、とてもしょっぱく、そこがまた魅力的です。

ザルツブルクの忘れな草2020年04月12日 21:41


ザルツブルグの忘れな草

忘れな草は大好きな花です。
青い花が好きなのですが、その中でも、忘れな草は格別です。
小さくて可憐で、風に揺れるさまは、なんとも奥ゆかしい。
サラファーンの物語でも、銀の森や湖水地方の湖畔の光景の中で、たびたび登場させました。
あんまり好きなので、何度出しても、書き足りないくらいなんですけれど。

春にヨーロッパを旅すると、忘れな草をそこここで見かけます。
いろんなトーンの青があるなかで、やっぱり好きなのは、こんな濃いブルー。
初めてオーストリアに行った時、ザルツブルクの街角で見かけた忘れな草です。
(そう。サウンド・オブ・ミュージックの舞台になった街♫
まだスマホじゃなくてデジカメで撮ったので、日付までばっちり入っていますね。
あ、日本時間のままになってる。ズボラな性格がバレてしまいます……。)

コロナウイルス感染拡大の影響で、いまは海外にもいけないどころか国内旅行もできません。
でも、またいつかきっと、出かけられるようになると思っています。
そのためにも、しっかり家にこもらなくてはなりませんね。

春。もっとも心浮き立つ季節。遠くへは行けないけれど、
青い忘れな草、そして、真っ白なチューリップとパンジーの写真で、
すがすがしい春の息吹を感じていただけたら、とてもうれしいです。

ツバメの子、空を飛ぶ練習をする2020年04月15日 13:54


ツバメ

昨日、郵便局に振り込みに行くと、窓口に、透明なシートがかかっていました。
入り口にも、アルコール液が置いてあります。
こころなしか、職員の皆さんも、緊張した面持ちでした。

帰り道、頭上からピイピイとなにか盛んに訴える声が聞こえてきました。
見上げると、民家の軒下で、ツバメが鳴いています。
屋外に引かれたなにかの配線に、ブランコのようにとまって、一生懸命に。
大人のツバメよりひとまわり小さく、羽もきれいにはそろっていません。

よく見ると、その奥に巣があって、巣の上にはきょうだいがいます。
そちらはじーっと沈黙。
あたりに親鳥はいません。餌をとりに行っているのかな。
それとも、もう巣立ちのときで、どこか近くで見守っているのでしょうか。

ツバメの子は、しばらくピイピイと鳴き続けていましたが、突然、えいっと
思い切ったように飛び立ちました。近くの木まで、数メートル。
わあ、頑張った! 思わず心で拍手。まだ短い距離だけど、途中で落ちたりしないで
ちゃんと飛べました!

そして、ひとり(一羽?)残されたきょうだい。ちょっとずつ、巣のふちに
でてきます。
ツバメ2

それから、ぱっと飛び立ちました。よかった、よかった。
(もしかしたら、下でスマホを構えている人間が、怖かっただけかも??)
自然の変わらぬ営みに、心がなごみます。

サラファーンの物語の中で、なにげないシーンなのですが、
リーヴが銀の森を歩きながら、倒木の下の茂み(だったと思う)に
春歌鳥の巣を見つけるシーンがあります。

薄緑色に黒い斑が入った小さな卵が並んでいて、無事に育つようにと願うのですが、
二羽の子ツバメたちも、元気に巣立って、大空を自由に舞って、
秋に南へ渡ったら、来春、また戻ってきてほしいと思います。
そのころには、人の社会もすっかり元気になって、明るく過ごしていますように。

澄み渡った空の下で2020年04月15日 20:52


れんげ草

このごろ、とても空気が澄んでいると感じます。
春はよく春霞でかすんでいるのに、空は青く、遠い山並みもはっきり近くに見えることが
多いです。

そのことを一番はっきりと感じたのは、先週の満月の前日、ユーミンの歌でいうと
14番目の月。
夕刻、ほとんど満月に近い月が上がってきて、息を呑むほど大きくて美しかったです。
その後、天空に上がっても、やっぱり大きくて(なにしろ、翌日がスーパームーン)、
まばゆく白銀に輝いていました。
そして、いつも満月の前後は、星があまり見えなくなるのに、なんとびっくり、
それほど明るい月が輝くもとでも、星がたくさん瞬いていました。
よほど空が澄んでいるのだと思いました。

石川県の森にいる友だちも、星空がとてもきれいだと言っていますし、
ロサンゼルスの友だちは、車が全然なくて空気がきれいで、
30年前のロスにもどったみたいと言っています。
最初に武漢が封鎖され、大気汚染が劇的に減ったあと、
世界中で都市封鎖が行われるようになって、いっそうきれいになったのでしょう。

岐阜新聞の一面のコラム〈分水嶺〉でも、今朝、そのことが書かれていて、
思わず読みいってしまいました。
記事によると、実際、大気汚染をあらわす数値が改善しているそうで、
インド北部では数十年ぶりに、
200キロ離れたヒマラヤ山脈が、見晴らせるようになったそうです。

「封鎖が解除されれば元通りになると専門家は言うが、
今からでも取り戻せる景色として、心に留めておきたい」

コラムは、この星に住む生き物のひとつとして、
謙虚に自分たちの姿を見直したいと結ばれていて、とても心に響きました。

人類にとって、思いもかけなかったような、大きな試練。
けれども、この苦難の日々から、なにか学べることも、きっとあるはず。
そこに希望を見出したいと願っています。

写真は、実家の近くで咲いていたれんげ草です。
花って上から見ると、とても神秘的に見えますが、れんげ草は特にそうで、
春になるたび、思わず見とれてしまいます。

自然の中の一輪の花。宇宙そのものをあらわすような、完璧な美しさ。
人類も、宇宙の一部として、きっと本来は、美しいものではないでしょうか。
今夜はあいにく曇っていますが、
晴れた日には、また夜空を見上げて、そのことに思いを馳せたいです。