ツバメの子、空を飛ぶ練習をする2020年04月15日 13:54


ツバメ

昨日、郵便局に振り込みに行くと、窓口に、透明なシートがかかっていました。
入り口にも、アルコール液が置いてあります。
こころなしか、職員の皆さんも、緊張した面持ちでした。

帰り道、頭上からピイピイとなにか盛んに訴える声が聞こえてきました。
見上げると、民家の軒下で、ツバメが鳴いています。
屋外に引かれたなにかの配線に、ブランコのようにとまって、一生懸命に。
大人のツバメよりひとまわり小さく、羽もきれいにはそろっていません。

よく見ると、その奥に巣があって、巣の上にはきょうだいがいます。
そちらはじーっと沈黙。
あたりに親鳥はいません。餌をとりに行っているのかな。
それとも、もう巣立ちのときで、どこか近くで見守っているのでしょうか。

ツバメの子は、しばらくピイピイと鳴き続けていましたが、突然、えいっと
思い切ったように飛び立ちました。近くの木まで、数メートル。
わあ、頑張った! 思わず心で拍手。まだ短い距離だけど、途中で落ちたりしないで
ちゃんと飛べました!

そして、ひとり(一羽?)残されたきょうだい。ちょっとずつ、巣のふちに
でてきます。
ツバメ2

それから、ぱっと飛び立ちました。よかった、よかった。
(もしかしたら、下でスマホを構えている人間が、怖かっただけかも??)
自然の変わらぬ営みに、心がなごみます。

サラファーンの物語の中で、なにげないシーンなのですが、
リーヴが銀の森を歩きながら、倒木の下の茂み(だったと思う)に
春歌鳥の巣を見つけるシーンがあります。

薄緑色に黒い斑が入った小さな卵が並んでいて、無事に育つようにと願うのですが、
二羽の子ツバメたちも、元気に巣立って、大空を自由に舞って、
秋に南へ渡ったら、来春、また戻ってきてほしいと思います。
そのころには、人の社会もすっかり元気になって、明るく過ごしていますように。

コメント

_ リア ― 2020年04月30日 14:50

来春は全く違う明るい世の中になっているといいですね♡

_ fumiko ― 2020年05月01日 10:52

リアさま

コメントありがとうございます。
本当にそうですね♡

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