砂丘と池と日本海2022年11月26日 17:30


鳥取砂丘と多鯰ヶ池

少し前、法要があり、母と、母の故郷の鳥取に行ってきました。
新幹線と在来線の乗り継ぎで、朝9時前に家を出ても、着くのは午後2時。
遠いし、コロナもあり、ずっと行ってませんでした。
雨模様だったのが、鳥取到着とともに、晴れてきました。
一緒に行った岐阜の伯母も、母も、せっかくだから砂丘が見たいといい
駅でタクシーに乗りました。

運転手さんが、鳥取砂丘と多鯰ヶ池(たねがいけ)と日本海が一望できる
スポットがあるといって、ポツンと一軒家みたいな、絶対車が来たらすれ違えない、
片方は崖、片方は木々がトンネルのように道に迫っている細い道。
「ここですよ」といわれてびっくり。崖の下は梨園で、大きな池と、その果に、
砂丘と日本海がみえる、ほんとに絶景。
母も、同行した伯母も、ここには来たことがないと言って、みんなで車を降りて、
風に吹かれながら、しばし壮大な光景を楽しみました。
こんなところで車を止めて、他の車が来たらまずいんじゃないかと思ったけど、
運転手さんに言うと、「めったに車こないから、大丈夫!」と自信たっぷり。
その言葉通り、対向車も、後続車も来ませんでした。

多鯰ヶ池には伝説があり、子どものころ母からよく聞いたものです。
それは、こんなお話。

「ある長者の美しい使用人、お種が、毎晩、美味しい柿をどこからともなく持ってきました。
でも、どこから持ってくるのかは、決して話しませんでした。
そこで、ほかの使用人が後をつけてみると、お種は池の前で白い蛇になって
池を泳いで、池の中程にある島に渡り、そこにある柿の木に登っていきました。
使用人は驚いて屋敷に戻りました。
お種は、姿を見られたことを知ったのでしょう。二度と戻ってきませんでした。」

鳥取砂丘にも、久しぶりに行きました。子どものころ、鳥取に遊びに来て
何度も連れて行ってもらったものです。
母は足が悪く、駐車場で待っていましたが、伯母と私は少しだけ砂丘を歩きました。

砂場はあるけどスタバはない、といわれた鳥取県。今は駅の近くにスタバもあります。
めったに会えない親戚にも会え、翌日、無事法要をすませ、名古屋に戻りました。
さすがに母も私もなかなか疲れが取れなかったけど、行ってよかったです。
妹も行きたがっていたけれど、心身の調子をみてあきらめ、可哀想でした
元気になったら一緒に来てね」と優しい従兄夫婦に言われ、妹に伝えました。

W杯、泊まりに来ていた妹とドイツ戦を一緒にテレビ観戦。元気をもらったようで、
翌日いらした訪問看護師さんが、「妹さん、今までの中で一番いいですね」と。私も
日本代表のあきらめない姿勢に胸が熱くなりました。好きな選手の活躍も嬉しかったな。

そんななか、スタジアム建設で何千人もの移民が命を落としたという話や、
LGBTQへの差別問題が、とても残念で悲しいです。
東京五輪パラリンピックの汚職や談合も際限なく大きくなっています。
運営側も、正々堂々と、清く正しくあってほしい。
一生懸命頑張っているアスリートも、そう願っていると思います。

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