月と金星のランデブー〜1月9日未明の空2024年01月09日 08:56

6時に起きると、未明の空に、新月の前の細い月と、明けの明星が輝いていました。
7時に夜が明け、太陽の光が空を水色に染めるにつれ、次第に薄くなりながらも、
月も金星も、それから20分以上見えていました。
どこにあるかわからなければ見えないほどですが、淡くても輝くその姿は美しかったです。

被災地では積雪もあり、厳しい状況が続いています。
空爆され、瓦礫の中で救助を続けるウクライナやパレスチナのニュースを見ると、
能登地震と重なります。けれども、片方は人災。
世界が抱える悲しみは、地震や津波など天災だけでも、充分過ぎないでしょうか。
それだけでも、どれほどの痛みをもたらしていることか……。

空を見上げながら、平和な世界を願い、被災地に思いを馳せて祈る朝です。

月と金星のランデブー

心からお見舞い申し上げます2024年01月06日 13:46

能登半島地震の被害の大きさが、日ごとにわかってきています。
犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
救助活動が、がけ崩れ等で難航していると伝えられています。一刻も早く駆けつけられますように。
羽田の航空機事故も、直接の原因は未だ解明中ですが、海保機が被災地に支援物資を運ぶ使命を帯びていたことを思うと、言葉を失います…。

個人的には、金沢の友だちとは連絡が取れ、小松にいる別の友だちも無事だと教えてもらいました。金沢でも経験したことのない揺れだったそうです。
ショッピングセンターにいた時で、棚から物が落ちてくるし、息子さんと別行動をとっていたため、会えるまで心配でならなかったとのこと。
今も余震が続いています。友だちも、他の方々もどんなに怖い思いをしているでしょう。

ネットではすぐに義援金の受付が始まり、日本赤十字社も色々な形で受付を始めました。
被災地全体にと、地域別があります(石川県と富山県)。寒い時期なので、一層心配です。
今の私はそれくらいしかできませんが、ずっと心から祈っています。

忘れな草とネモフィラ
忘れな草とネモフィラ二輪。無垢な青い花が少しでもなぐさめとなりますように。

地震大丈夫でしたか?2024年01月01日 19:59

元旦から、大きな地震が起こりました。
石川県能登地方には大津波警報が出ています。東日本大震災を思い出します。
名古屋もかなり揺れました。
足の悪い母をテーブルの下に避難させるのは思った以上に時間がかかりましたが、
それでもまだ揺れていました。長かったです。

みなさまのところは大丈夫でしたか?
被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

いまニュースを見ていますが、火災が発生しています。早く収まりますように。
また、救助を求めている人々が多いとのこと。早く救助されますように。
原発のニュースも入ってきました。とても心配です。
どうか、被害があまり大きくなりませんように、そして、新しい年が、
できるだけおだやかな一年でありますように。
静かでおだやかだった今朝の初日の出を思い出しながら、そう心から祈っています。

2024年、名古屋の初日の出

この悲しみもいつか幸せな思い出に2023年12月29日 14:06

友だちが逝ってしまいました。
(会社の先輩だったから、友だちと呼ぶのは失礼かもしれないけれど、会社員時代、
よく一緒に遊び、ともに夢を語り合った人なので…。)
共通の友人から訃報が届いた日は、なかなか眠れず、浅い眠りに落ちたと思ったら、
また目が覚めてしまって、そして、ふたご座流星群の時期だったと思い出しました。
バルコニーに出たら、大きな流れ星が夜明け前の空に向かってまっすぐきれいに流れました。
その流星の話は、この前に記事に書きましたが、友だちのことは書けませんでした。

病気だと打ち明けられたのは一年半前。私も障害のある甥の施設探しに奔走したり、
うつ病を発症したりで、なかなか連絡ができなかった時期で、
自分のほうが大変なのに、私のことを心配してくれるやさしい人でした。

亡くなった人は、姿が見えなくなっただけで、魂は決して滅びないとわかってはいても、
思い出が多すぎて、声を聞いたり、一緒に食事をしたりできないのが寂しくてなりません。
メールを読み返すこともできずにいます。今は悲しみが深くなるだけだから。
いつかそうしたすべての記憶が、幸せな思い出へと変わってゆくのかな…。

当たり前のことって、なにひとつない。家族も親戚も友人たちも、みんなそうですね。
どの人も、どの人との出会いも、かけがえのないもの。改めてそう感じています。

もうすぐ2023年が終わりますね。
ウクライナの戦争が長引くうちに、イスラエルとハマスの戦争が始まって、
この21世紀に信じられないような悲惨な状況になっています。
特に犠牲になっているのは子どもたち。本当に辛いです。
私たちは戦争をしている余裕はなく、協力して気候危機を解決しなければならないのに。
亡くなった友だちは、気候危機の問題を真剣に考えていました。
なにごとも、嘆くだけではなく、一歩踏み出すこと。私も、早く心身の元気を取り戻し、
もっと動いていきたいと思っています。
希望は、人の心とともにあります。

今年も、読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。

夜明けと明けの明星2023年12月14日 06:41

昨日の日中は雲ひとつない青空が広がっていましたが、夜にはうっすら雲が出てきました。
流星が見られるだろうかと思いながら、お風呂から出た10時ごろ窓からのぞくと、
その瞬間、輝く流星が南東の空にすーっと落ちていきました。わあ、間一髪間に合った。
外に出てみると、星が流れてきた上に、ふたご座が輝いています。まさに放射点から
流れてきた星。(流星は空いっぱい広い範囲で飛ぶから、これまで、ぴったり放射点から
飛ぶ星を見ることは、私はあまりありませんでした。)

未明に起きたときには、もっと雲が出て、目の端をかすかに流れた星が二度見られた
だけでしたが、東の空が茜色に染まり、徐々に水色に変わりゆく空にも、つい先ほどまで、
明けの明星が輝いていました。現在マイナス四等星ですから、本当に明るいのです。
そして、これを書いている7時前、朝日が登ってきました。いくつもの雲を金色に輝かせて。
夜明けはいつも、希望を感じますね。悲しいときでも、寂しいときでも。

こちらは、夜明け前の空と金星のショットです。クリックすると、金星がみえるかな…。
夜明けと明けの明星

ふたご座流星群と祖母のこと2023年12月13日 10:37

ふたご座流星群の季節です。
今朝5時半すぎに目が覚めて眠れなくなり、しばらくグズグズしていたのですが、
そのことを思い出し、バルコニーに出ました。
星が大好きなのに、いろいろあって、ちょっと忘れていたのです。

澄んだ冬の空に、明けの明星が明るく輝いていました。
すでに地平線はうっすらとオレンジ色を帯びているし、流星は見えないかな、と思った途端、
大きな流れ星が、夜明けに向かってまっすぐ流れていきました。
一瞬ですが、ほんとうに美しかった……。

それからしばらく、星空をみあげていました。
雲ひとつなく、名古屋にはめずらしく、たくさんの星々が瞬いています。
春の大三角も見えます。
だんだん夜明けのオレンジ色が明るくなってきました。
そうだ、夜明け前の空と明けの明星の写真が撮れるかなと、iPhoneを取りに中に戻り、
ふたたびバルコニーに出ました。

撮ってみたのがこちら。クリック拡大すると、なんとか、画面の上の方、中央少し右寄りに
金星が映っているのが見えるでしょうか。
(一眼レフのいいレンズだと、他の星々も映ると思うのですが、私のiPhone7では、
これがせいいっぱいです。)
明けの明星

そのあと、もう一度、その明けの明星のすぐそばを、星がひとつ流れました。
明るくなりゆく空でもはっきりと見えたので、深夜にはたくさん見えたかなと思います。
今年のふたご座流星群は、明日14日の深夜から15日未明がピークだそうです。
名古屋は雨の予報。なので、今夜、晴れているうちに、また見てみます。

今日は大好きな祖母の命日です。9歳の時に亡くなりました。寒い冬でした。
いまでも恋しく、とても会いたいです。
子どもだったかたでしょう。余命が短いことは最後まで知らされていませんでした。
もし知っていたら、お別れが言えたのに、どんなに大好きで大切に思っているか言えたのにと残念でした。
もちろん、周りの大人たちが、よかれと思って(子どもがショックを受けないように)
内緒にしたのはわかっています。それでも、言ってほしかったなぁって、密かに思います。
子どもって、大人が思っているよりずっと、物事を理解できるんですよね。
星がこんなに好きなのは、ひとつには、星々を見ると、亡くなった愛する人たちのことを感じられるからかもしれません。

生きづらい子どもたちに未来を2023年12月03日 15:24

居場所を失った子どもたちを支えているNPO法人「陽和(ひより)」の記事を
12月1日の中日新聞で読みました。NPOがあるのは名古屋市。地元です。

理事長の渋谷さんは、少年時代、不登校から引きこもり、非行の道を歩んだことがあり、
かつての自分のような子どもを減らしたいと、支援活動を始めたとのこと。
暗闇にいる子どもたちに、太陽のような明るい光を届けたい、そしてその子どもたちが、
社会や家族と調和していけるようにとの想いから「陽和」という名の法人を立ち上げ、
非行や親の虐待などで行き場を失った子どもたち、発達障害があり、家でも社会でも
居場所が見つけられない子どもたち、貧困や様々な事情でご飯が食べられない子どもたちに
手を差し伸べてきたそうです。

そして今、豊田市に、「子どもたちがご飯の心配をすることなく、将来の夢や目標を探せる場所を作りたい」と、資金の一部をクラウドファウンディングを募っています。
(豊田市には、そうした自立援助ホームがないそうです。


子どもたちは未来そのものです。困難を抱え、辛い思いをして、お腹をすかせたり、
居場所がなくて夜の街をさまよったりする子どもたちがいるなんて、悲しすぎます。
どんなに不安で、どんなに悲しいことでしょう。(そうした子どもたちの親も、発達障害など
問題を抱えて辛い思いをしているケースが多いのではと察します。)

「誰ひとり取り残されない社会」のために、みんなが少しずつ、できることをしていけば
世界は絶対今より住みよいところになるはず。
「陽和ハウス」もそうしたよりどころのひとつになると信じています。
心から応援しています。

Come Together 宇野昌磨 圧巻のエキシビション2023年11月27日 23:06

フィギュアスケートのグランプリシリーズ最終戦NHK杯が終わり、昨日は華やかな
エキシビションが行われました。
なんといっても、圧巻は宇野昌磨選手のCome Together。あどけなさの残る頃から
スケーターの中で最高の音感の持ち主で、Great Spiritも大好きだったけど、
Come Togetherは、更に進化していて、魂が震えました。
彼自身の身体が音楽を奏でているというか、本当にうまい。代名詞でもある(でも
今回はショートでもフリーでも封印していた)クリムキンイーグルの入れどころも
ここぞ!というところで決めています。
フリーでは、4回転バシッと飛んでいたのに、すべて回転不足をとられ、一昨日は、
これが今後の基準になるなら、自分に未来はないと、引退を匂わすような発言をして、
胸が痛みました。(やめないで〜!!!と心で叫びました。)
今回の審判は全体的に厳しくて、回転不足を撮られた選手は多かったけど、彼のは特に
ひどかった。
そんなこともすべて忘れさせてくれるような、全身全霊を込めた演技でした。
何度見ても鳥肌もの。
こちらでご覧になれると思います。
↓↓

それと、怪我からの復帰戦となった三原舞依選手のエキシビションもチャーミングでした。
テイラー・スウィフトのShak it offをこんなに可愛く踊れる人っているでしょうか。
スケートが大好きという思いが伝わってきます。怪我が早く全快しますように。
こちらもリンク貼ってみます。いつまで有効かわからないけど、本当にキュート♫
↓↓

試合の方では、こちらも怪我から復帰した鍵山優真選手のショート、Believerが目の覚める
ような演技でした。今季からコーチにカロリーナ・コストナーさんを迎え、ジャンプの
素晴らしさに表現力が加わって、圧倒されました。今後が楽しみです。
↓↓

大好きなアイスダンスでも、嬉しいことが。急逝したクリス・リードさんの妹さんのペアが
銅メダル。キス&クライでは、クリスの写真を掲げていました。
お兄さん、きっと見守っていたと思います。ハンサムなパートナー(舌噛みそうな名前:
サウリウス・アンブルレビチウス)も明るく優しそうでよかったですね。
男子銅メダルのブリッチギー選手のエキシビションに、優真くんたちとともに特別参加
していて、それも楽しそうでした。
そして、なんといっても楽しかったのは、アイスダンス優勝カップルのフリーの演技。
ロッキー!!(高校の時、体育祭で踊ったのを思い出します。)
エキシビションみたいで、びっくりしました。
↓↓

りくりゅうペアの欠場が惜しまれます。木原選手の怪我が心配ですが、しっかり完治して
早く戻ってこられますように!

昌磨選手に話を戻しますが、昨日、「憧れの人は誰ですか?」と聞かれて、
「ステファン」とこたえていたのが印象的でした。
一時、コーチ不在で、演技も思ったようにできず、キス&クライでぽろぽろ涙を流していた時
ステファン・ランビエールがコーチになってくれたのでした。
ランビエールさんは大好きなスケーターですが、彼がずっと前、昌磨の音楽センスはすごいと
褒めていたのを思い出します。(そうだよね!!!と思いっきりうなずいた私でした。)
アイスショーのときだったと思います。その時、宇野選手は山田コーチについていて、
ランビエールさんも、まさか自分の教え子になるとは思っていなかったでしょう。
不思議な縁ですね。(彼がコーチになるとわかった時は、飛び上がるほど嬉しかったです。)
グランプリファイナルや世界選手権では、どうか、今回のような過度に厳しいジャッジが
いませんように。
選手がみな本来の実力を出せて、安心してのびのびと演技できる環境でありますように!