過去と未来への祈り〜8年が過ぎて ― 2019年03月12日 11:51
東日本大震災とそれに続く原発事故が起こったのは、父が肺炎で急逝して間もない時でした。
真っ黒な津波や、水素爆発を起こす原発。おびただしい数の犠牲者……。
父を失った喪失感に、震災と原発事故の衝撃が重なり、
書くのが仕事だというのに、それからしばらく、ペンを執ることができなくなりました。
あれから8年。
いまなお、気持ちの整理がつかないところがあり、胸には衝撃と悲しみの余波があります。
そして、いまなお、多くの方が、仮設住宅での暮らしや避難生活を続けています。
時は悲しみを癒すというけれど、悲しみは深まることもあるし、
時間は止まってしまうこともある……。
わたしはいま、幸運にも、生かされています。
亡くなった方たちへ鎮魂の祈りを捧げながら、その方たちの分も精いっぱい生きて、
世界を、あのときよりも、よいものにしていかなければ、と思っています。
昨日と今日は、祈りの日。そして、決意を新たにする日。
昨夜は、月が、とてもきれいでした。
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