闇でこそ星は輝く2024年11月09日 16:17

10月に最後の抗がん剤治療が終わり、今月に入って、いくつか検査をしました。
来週も精密検査があり、結果OKならば、5年間定期検診に通うことになります。
副作用がまだあれこれ残っていますが、なかでも末梢神経障害は長く続くかもとのこと。
でも、振り返れば、人生で素敵な贈り物を得たのは、いつも辛い経験を通してだったなぁと
思ったとき、ひとつの言葉が心にこだましました。
「闇でこそ星は輝く」
その言葉を書き留め、この一か月ほど、心で抱きしめていました。

そんなとき、ハリスさんが敗北スピーチで、こんな格言(adage)がありますと言い
少しびっくりしました。
Only when it is dark enough can you see the stars.
暗闇の中でこそ、星々を見ることができるーー。
マーティン・ルーサー・キング牧師も、かつてスピーチで引用したようです。
きっと長く語り継がれている格言なのでしょう。

次期米国大統領は、 パリ協定から再離脱するといっています。バイデン政権が進めてきた
気候変動対策から、化石燃料拡大へとシフトすると。なんてこと!
今でも気候危機は地球環境に壊滅的な打撃をもたらしているのに、目先の利益ばかり優先し、
未来の世代のことは考えていないのでしょうか。
ウクライナやガザの戦況も、どうなっていくのか、本当に心配になります。
核に対しても、事態は後退しそうで、
被団協がノーベル平和賞を受賞して本当によかったと、心から思います。
やっと一歩を踏み出したというところですが、唯一の被爆国に生まれた者として、わたしも、非核、不戦の意志をしっかりと受け継いでいきたいです。

しばらくブログを書かない間に世界の戦況は悪化し、また、能登では元日の地震に続いて、
豪雨の被害がありました。なんて酷いことでしょう。仮設住宅が浸水したのも衝撃でした。
まだ中学生の女の子をはじめ、たくさんの尊い命が失われたのも悲しくてなりません。
金沢の施設で介護の仕事をしている友人は、地震で能登から避難してきた利用者さんが
豪雨のニュースを黙って見つめている姿に、何も言葉をかけられなかったそうです。
どうか、そんな方々の心に少しでも希望の光が灯りますように。
戦争で絶望している人々の心にも、病気で辛い思いをしている人の心にも。

先の言葉を引用したあと、ハリスさんは続けました。
「多くの人が暗い時代に入ったと感じていると思います。そうでないよう願っていますが
もしそうであっても、まばゆく輝く無数の星の光でーー希望と信念と真実と奉仕の光で
(the light of optimism, of faith, of truth and service)空を埋め尽くしましょう」

アメリカの支持者に対してのスピーチですが、世界に対して(今は弱者で、絶望を感じている
人たちに対して)も、訴えかけるもののある言葉だと思います。
optimismとは、未来への希望と自信にもとづいた前向きな心、serviceとは、他者を助ける行動、人のために尽くすこと。
わたしもささやかな光となれるよう、これから、落ちた体力と筋力と体重を取り戻し、
つねに前向きでいようと思っています。

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