アモールとプシュケー2026年02月14日 09:27

今日はバレンタインデー。
古代ローマでは、豊穣と繁栄を祈願するルペルカーリア祭の前日で、
小鳥たちが愛をささやきあい始める日といわれていたそうです。
今朝散歩をしたら、シジュウカラが澄んだ声で歌っていたり、スズメたちが
歌っていたり。明るい気持ちになりました。

カノーヴァの「アモールとプシュケー」は愛が勝利する瞬間を描いた彫刻です。
とても好きで、そして、とても思い出深い作品でもあります。
ミラノ・コルティナ五輪の開会式で心に響いたことのひとつが、
冒頭を飾った、白を基調とした美しいパフォーマンスだったのですが、
天使〜愛の神キューピッドに扮したダンサーが登場したところから嬉しい予感が。
ミラノスカラ座アカデミーのダンサーたちが、大会のテーマ、アルモニア〜響き合いの
もと、アントニア・カノーヴァの世界を表現していくとのことで、見ていたら、
あの代表作「アモーレとプシュケー」のポーズでエンディング♡

こちらが、カノーヴァの彫刻の絵葉書です。
1999年。エッフェル塔でミレニアムのカウントダウンが始まっている秋のパリ。
ルーヴル美術館で、念願の対面を果たして、長い間魅入ったあと、帰りにポストカードを
買い求めました。
実物は思っていたより大きく、本当に生身の神と人間ではないかと思えるというか、
大理石とは思えないほど美しかったです。
1999年。エッフェル塔でミレニアムのカウントダウンが始まっている秋のパリ。
ルーヴル美術館で、念願の対面を果たして、長い間魅入ったあと、帰りにポストカードを
買い求めました。

絵葉書アモーレとプシュケー
                    ©️R.M.M

裏側に入っていた説明も載せますね。
一般に「アモールとプシュケー」と呼ばれていますが、
正確には「アモールのキスでよみがえるプシュケー」。ロマンチックですね。
愛の神アモール(キューピッド)が、人間の王女プシュケー(サイキ)と恋に落ち、
それぞれ、試練を乗り越えて、最後に、死の眠りに就いたプシュケーがアモーレのキスで
息を吹き返す瞬間を大理石の彫刻で表現したものです。
コピーライトも入っています。Jeanさんというフォトグラファーのようです。
もう前世紀(!)に買った絵葉書なのでで、少々くたびれているけれど、いまだに使えずに
大切に持っています。

絵葉書の表

この作品には、もうひとつ大切な思い出があります。
ルーブルに行く二年前。
イギリスの友人マーガレットを訪ねたときのこと。彼女の家に二週間近くお世話になったの
ですが、そのとき、マーガレットは自分の部屋を私に譲ってくれたのです。
遠慮したのだけど、もう用意しちゃったし、ぜひと言われて、使わせてもらいいました。
素敵に整えられた部屋の白いチェストの上を見てびっくり!
ピンクのスタンドの隣に、「アモールとプシュケー」のミニチュアが!
「あ! これ私の大好きな彫刻!」と言ったら、マーガレットが「私もよ!」と。
もちろん、それだから、飾っているのでしょうけれど、とっても嬉しかったです。

こちら、まだスマホがないときに、普通のカメラで撮影した写真をスキャンしました。
なので、ちょっと画像が荒くてわかりにくいかもしれません。

思い出の部屋

拡大すると、いっそう解像度が落ちるけれど、なんとなくわかりますか?

チェストの上の彫刻

さまざまな苦難の果てに、最後に愛の神が勝利して、ふたりはめでたく結ばれます。
「愛は勝つ」という素敵な歌がありますが、世界中でいろいろな問題があるなか、
最後に愛が勝つと信じたいと、いつも思っています。

ミラノ・コルティナオリンピック、たくさんのドラマがあって、毎日感動しています。
アスリートのみなさんには、怪我なく楽しんでもらいたいです。
Happy Valentine's Day💗

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログのタイトルは「サラファーンの○ができるまで」です。
○に入る漢字一文字はなに?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://serafahn.asablo.jp/blog/2026/02/01/9836001/tb