薔薇水晶 ― 2020年08月27日 09:34
『ユリディケ』は児童文学の出版社から出たからか、小学生や中学生のお子さんから
ファンレターをもらいました。
可愛らしい文字で一生懸命書いてあるお手紙は、どれも心がこもっていて、嬉しかったです。
どなたにもお返事を書きました。
たいていはそれで終わるんですけれど、時には、その返事に返事が返ってくることがあり、
しばらく文通をしたお子さんたちもいました。
この薔薇水晶は、最初は小学生だったひとりの女の子が、お守りにしてねといって
贈ってれたもので、いまも大切に持っています。
ローズクォーツというのが一般的ですね。ほかにもいろいろ呼び名があるようですが、
なかでも、薔薇水晶という響きが好きです。
小学館の雑誌に、きたのじゅんこさんと連載をしていたとき、この水晶をテーマに
小さな物語を書きました。遠いアトランティスの姉妹の物語。
石には幼いころから惹かれてきました。
生まれ故郷の岐阜には、大理石の山があったり、鉱物がたくさん取れる山もあるようです。
子どものころ、近所にあった、砂利が敷きつめられた空き地には、色んな色の石が
ころがっていて、探すのが楽しかったのを思い出します。
そんなこともあって、わたしの物語には鉱物がたくさん出てくるのかな。
先日また耳の検査に行ってきて、いまの漢方薬での治療を二か月か三か月続けることに
なりました。
完治の可能性は30%と言われたので(「治るって言ってあげたいんだけどね」と優しい
先生)、その30%に滑り込むよう、しっかり静養しようと思います。
そんなわけで、いままでできなかったことをしています。
友だちに手紙を書いたり、本を読んだり、録画してあった番組を見たり。
体温を超える気温が続いていたので(エアコンを入れても家の中が30度以上!)
それも少しずつ、ですけれど、心も身体もほぐれるような気がします。
本当に、こんなにのんびりしたのは、10年ぶりぐらいかなぁ。
ほとんど小説が読めなかったので、この機会にと、たまっていた本も
ゆっくり読んでいます。
(エッセイは読めるのですが、執筆中は自分の物語に集中しているため、小説は
読めないんですよね。話が頭にぜんぜん入ってこないんです。)
それで、ここ数日読んでいた本に、ローズクォーツが出てきたのでした。
その本のことは、またいつか書きますね。
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