木星と土星〜400年ぶりの大接近2020年12月21日 22:15


木星と土星

妹の家に手伝いに行き、ちょうど日没のあとに帰ってきたので、
南西の空が見えるところまで行って、
藍色の空を見上げました。
なにしろ、1623年以来の、木星と土星の大接近が見られるのです。

すぐに、大きく輝く星がみつかりました。
最初はひとつの星のように見えたのですが、暗さに目がなれると、
木星の斜め上に、控えめに瞬く土星が見えました。
はかなげに瞬くので、消えたり、現れたりするように見えます。

写真は、わたしの旧式スマホで撮ったものです。
クリック拡大しても、ぼやけてしか見えなくて、ごめんなさい。
(大きく輝いているのが木星。そして、その右上に、ほとんど重なるように
薄くぼうっと見えるのが土星です。少しでも伝わるとよいのですが…)

望遠鏡だと、木星のすじや、そのまわりの衛星たち、そして、右上の土星には
くっきりと輪が見えるでしょうね。
肉眼でも、木星と土星が寄り添うように輝く光景は、本当に神秘的でした。

ところで、昨日、タイトルに400年に一度と書いてしまってごめんなさい。
訂正しました。今回ほどの大接近が見られるのは、次は2080年だそうです。

木星は12年で太陽の周りを一周。土星は30年で一周し、
太陽から見ると20年ごとに同じ方向に並ぶとのこと。
実際は、わたしたちが地球から見ていることや、周期が楕円軌道などの影響で
多少周期が変化しますが、ほぼ20年に一度だそうです。
ただ、木星と土星の公転軌道がわずかに傾いているため、
毎回大接近をするというわけではなく、今回は397年ぶり。
そして、次回は60年後の2080年なのだそうです。

澄んだ冬の星空のように、地上のコロナ禍も、やがておさまり、
あたりまえの日常が、早く帰ってきますように。

追記:今夜(22日)も日が沈んだあと、ふたつの惑星が輝いていました。
昨日より少し離れているので、わかりやすかったです。
木星の斜め上だった土星が右隣に見えます。夜空は澄んで、月もきれいでした。

木星と土星

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログのタイトルは「サラファーンの○ができるまで」です。
○に入る漢字一文字はなに?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://serafahn.asablo.jp/blog/2020/12/21/9329169/tb