30年目の祈り ― 2025年01月17日 19:06
阪神・淡路大震災から30年がたちました。
亡くなられた大勢の方々、そして、大切な人を失った方々の痛みは、
年月を経ても、消えることがないと思います。
早朝、岐阜の実家でびっくりして飛び起きたことを、いまも身体で覚えています。
ドーンと大きく突き上げたあと、ゆっくりと地面がまわるような、経験したことのない揺れでした。
テレビをつけて、家族で祈るように見つめていました。
昨日、野球の殿堂入りをしたイチローさんは、式典のスピーチの最後に、震災と神戸への
思いを語りました。
当時、オリックスの寮にいて、自分はこれで死んじゃうのかもしれないと、
命の危機を感じたこと、
そして、経験していない人に伝えるのは難しいけれど、一被災者として、経験していない
子どもたちに伝えていきたいということ、神戸は自分にとって特別な場所であること。
誠実なイチローさんの言葉が、心にしみます。
日本には、活断層と火山が多く、どこで地震があってもおかしくありません。
天災はふせげなくとも、日頃から備え、心構えをしておくことはできると思います。
離れた場所ではありますが、あの朝のことを覚えている者として、わたしも
記憶を風化させないようにと、思いを新たにしながら、
犠牲になられた6400名を超える方々に、30年目の追悼の祈りを捧げます。
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