梅の花が咲きました2020年01月13日 20:59


実家の庭の梅

岐阜の実家の庭で、白い梅がほころびはじめていました。
これから、近くを通るたびに、良い香りをただよわせてくれることでしょう。

真っ白な梅は、30年ほど前、いただいた小さな盆栽を直植えにしたものです。
大人の背ほどになりました。毎年、たくさん花をつけて、実を実らせます。
ジャムにすると美味しいです。

でも、今年はあまりに早くてびっくり。まだ1月のなかばなのに。
温暖化の影響かと思うと複雑な気持ちになります。
梅はけなげにいっぱいつぼみをつけ、いま、どう感じているのかなぁ…。

祈りの朝〜阪神・淡路大震災から25年2020年01月17日 21:14

阪神・淡路大震災から25年の歳月が流れました。
あの朝、岐阜の実家で、大きな揺れにびっくりして飛び起きました。
つきあげるように揺れた跡、長い横揺れが続きました。

居間の飾り物が床に飛んだほか、被害はありませんでしたが、
ちょうど、当時横須賀にいた妹が泊まりに来ていて、家族全員で起きて
テレビを付けました。最初は神戸が揺れたらしい、ということのほか、
よくわかりませんでしたが、時間がたつにつれて、燃え盛る街が映し出され
衝撃を受けました。
崩れ落ちた高速道路から、半分飛び出したバスの映像とともに、
いまも頭に焼き付いています。
大寒を前にした寒い朝。被災された方々はどれほど大変だったでしょう……。

亡くなられた人は信じられないほど多く、そしていまも、苦しんでいる方たちが
いるということを、わたしたちは忘れてはならないと思います。
そして、地震がある国に澄んでいるということ。いつどこで起こっても
不思議はないから、常に備えておかなくてはならないこと。
だからこそ、一日一日を大切に生きなくてはならないと、今一度胸に
刻まなくてはと思います。

震災で犠牲になった方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。

クリストファー・トールキン逝去2020年01月18日 00:07

J.R.R.トールキンの息子クリストファーが亡くなりました。95歳だったそうです。

父トールキンの膨大な遺稿を編纂して、
中つ国(Middle Earth)の歴史や、シルマリルの物語などを世に送り出したことで
知られています。
彼のおかげで、わたしたちはトールキンの豊かな世界をより深く知ることができたと
いえるでしょう。

いまごろ、お父様とお母様と、指輪談義を楽しまれているかな……。

偉大な業績に感謝しつつ、心からご冥福をお祈り申し上げます。

スター・ウォーズⅨ〜フォースの守りよ永遠に2020年01月18日 17:00

スター・ウォーズのエピソード9スカイウォーカーの夜明けを観てきました。
これで本当に最後かと思うと、寂しいなと思っていましたが、観終わったときは
本当に感慨深く、寂しさを感じつつも、すがすがしさを覚えました。
(内容に関しては、もうあちこちに書かれているでしょうし、ネタバレはいっさい
したくないので、ここではふれないでおきますね。)

映画館は、名古屋では初めてのドルビー・シアターで、すっごい迫力!
思い出したのは、日本で最初にエピソード4が公開された夏のこと。

1978年。大学の夏休み。アーチェリー部の練習も休みだったその日、
いまはなき伝説の映画館、スーパーシネラマ方式のテアトル東京の、
その壮大なスクリーンが堪能できる2階席に、わたしはいました。
それはもう、冒頭からエンディングまで、圧倒的な体験でした。
「スター・ウォーズ」のような作品はそれまでまったくなかったのです。

アメリカでは前年に公開されて、大ヒットしていました。
でも、そんなことになるとはわからないジョージ・ルーカスは、
どれだけお客さんが入るか心配で、ハワイに逃げていたんですよね。
今思えば、信じられないことです。

新しい作品が公開されるのが、本当に待ち遠しかったです。
特に、エピソード5のあと、エピソード6が公開されるまで。
ハン・ソロが冷凍された状態で、3年も待たされて!
けれども、スター・ウォーズと同じ時代に生きてきたことは幸せだったなと
しみじみ感じています。

エピソード6は、当時勤めていた広告会社が20世紀FOXの宣伝担当だったので
コマーシャルのフィルムがいち早く見られたし、また、日比谷での試写会に
呼んでもらえて、ものすごく嬉しかったのを思い出します。
映画会社のロゴに続いて、ジョン・ウィリアムズの名曲のイントロがジャ〜ン!
と鳴った途端に、場内ものすごい拍手と興奮状態に。
そして、エンドロールが出たときも、万雷の拍手でした。

その後、ご存知のようにエピソード1〜3が作られ、さらに、
エピソード7〜9と続いていくのですが、
この最後の7〜9。最初に作られたシリーズの主役たちが再登場したのが
本当に嬉しくて、知ったときには飛び上がりました。同時に、年齢的に
大丈夫か心配したけど、杞憂でしたね。(大変失礼いたしましたm(_ _)m)

どのシリーズから見始めたとしても、ファンならきっと、どのキャラが好きって
ありますよね。
わたしは、断然ハン・ソロです!
(船なら、ミレニアム・ファルコン。ドロイドならR2)

ここだけの話ですが、そんなわけで(?)「ユリディケ」を最初に書いたとき、
主要登場人物のひとりは、わたしの脳内では、ハリソンで再生されていました。
(当時の若きハリソンです。)
ちょっと口は悪いけど、本当はやさしくて剣の名手。特技は、身分を隠して
世の中をうろつくこと。読んだ方なら、すぐわかりますね(*^_^*)
でも、もちろん、読者の方には、それぞれ好きなイメージを浮かべてほしいので
あくまで、わたしの脳内のお話。

で、すごくハン・ソロが好きになったことで、
当然のように、ハリソン・フォードのファンにもなりました。
その後、「ママはシングル」に登場するママを、
ハリソンのファンにしちゃったほどです。

サラファーンの星シリーズでも、こっそり(ちゃっかり?)名前を拝借。
諜報員のひとり、ハル・ソーン。
ハン・ソロとハリソンを足して2で割り、ひとひねりして、ハル・ソーン。
大胆で豪胆な性格も、ちょっと似ています。
ハルに関しては、書くことがいろいろあるので、ゆっくり紹介したいです。

とまあ、そういうわけで、「スター・ウォーズ」は、思い出の作品です。
ジョン・ウィリアムズがオーケストラを引き連れて来日したときは、
もちろん、聴きに行きましたし(実は、これも努めていた会社が関わっていて
チケットを取ることができたのですが)、
「ジェダイの帰還」の完成後、オールナイトの上映、というイベントがあり、
友達と行ったこともありましたっけ。
亡くなられた映画評論家の水野晴郎さんがゲストでしたが、
会場に行くエレベーターで偶然一緒に乗り合わせました。
水野さん、シリーズの完成を、天国で祝っているに違いありませんね。

最後に。。。
 May the Force be with you. Always,

すべての人生に意味がある2020年01月21日 10:18

ジョサは若い主人公のひとり。鍵盤楽器を奏で、作曲もする音楽家です。
サラファーンの星四部作の中で、もっとも純粋で、もっとも平和を愛するキャラクター。

リーヴをはじめ、登場人物には、自分の存在価値を見いだせない者もいます。
みんなと違って、自分は内気で、なんの取り柄もないと思ったり、
親に虐待され、誰からも愛される資格のない人間だと思ったり。

でも、ジョサは、すべての人に価値があると信じているし、誰の中にもそれを
見出すことができます。
オーケストラと演奏をすることがある彼は、それをこんなふうにとらえています。

いろんな声やさまざまな楽器がハーモニーを奏でるからこそ、
素敵な合唱や素晴らしいシンフォニーになるんだ。
みんなが同じだったら、つまらないじゃないか。

健常者ではない人を、必要がないって排除してしまう狭い考え方では
本当に、つまらない世の中になってしまいます。
いろんな人がいて初めて、世界には色やハーモニーがあふれるのだと感じます。
国籍の違う人、肌の色の違う人、障害のある人、ない人、性的指向の違う人、
金子みすゞがいうように、「みんなちがって、みんないい」。

19日の日曜日、名古屋市千種文化小劇場で、
「ダンスサークルトライアングル&車椅子名古屋ビバーチェ」の
ライブパフォーマンスがありました。
ダンスサークルトライアングルは、
「障がいのある方々とその家族、学生および本活動に賛同する有志で構成」
されているそうです。

自閉症スペクトラムで施設に入っている姪は、
その施設のダンスサークルに入っていて、2曲、友情出演しています。
それで公演のことを知って、母と妹夫婦と一緒にいってきました。
当日、わたしは友達のお嬢さんの講演会に行く予定があり、
前半のトライアングルのダンスだけしか観られなかったのですが、
嵐の曲やパプリカ、DA PUMPのUSAなどに乗って踊る、
とってもパワフルで、笑顔があふれる素敵な公演でした。

みんな思い切り楽しんでいるのが、こちらにも伝わってきて、
すごくハッピーな気持ちになりました。あんなに笑顔でなにかを観たのは
いつ以来でしょう。

どんな人も大切な存在で、すべての人生に意味がある。
それがわたしの信念です。

世の中にあふれる犯罪や悲劇は、自分の価値に気づかずに、悩み、迷い、
暗闇をさまよっている人たちが引き起こすこともある気がします。
誰もが大切な存在だと感じることができる社会にしていかなくてはと思います。

虫愛づる姫君、熱き思いを語る2020年01月21日 20:19


名古屋昆虫同好会総会特別講演リーフレット
         ©名古屋昆虫同好会

友だちのお嬢さん弓女(ゆめ)ちゃんは、幼いときから虫が大好き。
虫愛づる姫君、あるいは、ナウシカといったところでしょうか。
親子で大自然の中を旅をするという話を、環境保護活動をしている友だちから
聞きながら、いつか会ってお話を聞いてみたいなぁと思っていました。

わたしは、ひとつのことに情熱を燃やす人にとても惹かれます。
(なので、物語の中でも、音楽を奏でていると、食事も睡眠も大事な約束も
ぜ〜んぶ忘れてしまう少年ジョサのようなキャラクターを描いたりします。)

弓女ちゃんは、日本で虫の研究が思う存分できるのは、生態学研究センターのある
京都大学だと知って、虫への思いを貫くために猛勉強して京大に進学。
イギリスの科学誌に論文が掲載され、ネイチャー・ニュースの取材を受け、
大学院卒業後は、スミソニアン研究所の研究員に。
現在は、愛媛大学大学院の助教です。

多忙で偉い人になっちゃったから、気軽にお話を聞くのはもう無理だなぁと
弓女ちゃんのためには嬉しいけど、自分のためには少し寂しく思っていました。
が、なんと、友だちから、弓女ちゃんが名古屋で講演するとのメッセージが!
しかも、姪の公演と同じ日で、会場はそこから徒歩圏内!
神さまは、なんて粋なはからいをしてくれることでしょう。

ところで、わたしは虫があまり得意ではありません。
子どものころは、青虫をとって(手でつまんだんですねえ。信じられないけど)
蝶になるまで育てたり、鈴虫を飼ったりしていたのに、
いつごろから怖いと思うようになったのかなぁ。
昆虫は、地球において、とっても大切な存在なのに。
(昔『ユリディケ』の物語が降ってきたとき、虹色の蝶が舞う光景は、ほとんど
同時に降ってきたのです。蝶の前はサナギ、サナギの前は幼虫だったわけですよね…。
それに関しては、ひとしきり考察をしたことがあるので、いずれ記事にします。)

そんなこともあって、弓女ちゃんが、どういうふうに虫を好きになったのか、
とても興味がありました。
それに、ひとつのことを溢れんばかりの情熱で愛する人の思いを
ぜひ聞いてみたいではないですか。
そんなわけで、わくわくしながら会場に向かいました。

お話はとっても面白くて、あっというまの1時間半でした!
最初に好きになったのは、蛾だったそうです。
なぜかっていうと、模様がとっても美しかったからだそうです。

「その模様を見ているだけで美しい。
街灯にむらがっているだけで美しい。
死骸が地面に落ちているだけで美しい。」

淡々とした語り口に、逆に、熱い思いがほとばしっているのが感じられて
蛾はあまり得意でないわたしまで、そうか、美しいんだ!と思えてきました。
そこから、どうやったら昆虫学者になれるか真剣に考え、今の道に進んできたそうです。
いいなぁ。まっすぐな生き方。まばゆいです。

そして、最も原始的な蛾、生きる宝石(!)と呼ばれるコバネガの研究をした京大時代。
コバネガと、コバネガが食べる苔を求めて日本や世界を飛び回ったそうです。

大学院では、苔を食べるアブを研究。捕食性のアブとは違って、
幼虫は、リーフマイナーといって(葉に潜る。文字通り、潜葉虫)植物の中で
植物の中を流れる液体を食べるのだけど、顕微鏡で見ると、食べてるときの目が
動いて可愛んです、と弓女ちゃん。
その映像を見せてくれたのですが、本当だ。つぶらな瞳が食べるのに合わせて、
ちょっとくるくる動くんですよね。なるほど、可愛いかも!

いままで知らない虫の世界を、新しい視点から(虫をこよなく愛する人の視点から)
見ることができて、興味の尽きないひとときでした。
本当にやりたいことはなにか、ということが大切だと学んだスミソニアン時代の
エピソードや、
変わった女の子だった自分を、両親はいつも応援してくれた、という
感謝の言葉にも、胸を打たれました。

これからも、植物の進化と虫の進化が、いかに互いにかかわりあってきたかという、
虫たちの背後にある見えない物語、生き物の多様性と進化の物語を読み解く研究を、
続けていきたいとのこと。
そんな彼女を、遠くからそっと応援していきたいです。