I'll be back.遊び心あふれる台詞〜ターミネーターシリーズより2019年11月18日 21:52


Terminator:Dark Fate~T-800
2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

さて。昨夜に引き続き、「ターミネーター」のお話を。

今回の「ニュー・フェイト」には、シリーズならではの遊び心があるセリフが登場。

ファンを楽しませてくれます。

 

1:まずは、おなじみ、I’ll be back.

 

シュワちゃんといえば、このセリフ、というくらい、有名ですよね。

第一作で、サラを探して警察署にいったT-800が、門前払いを食らって言うセリフ。

あっというまに車に乗って戻ってきて強行突破!というシーンで登場。


第二作では、サラとジョンの味方となったT-800が、二人に言うセリフとして登場します。

 

そして、「ニュー・フェイト」では、ダニーとグレースの危機を救いにきたサラが、

I’ll be back. と言い残し、ターミネーターを(一時的にですが)仕留めに行くのです。

その姿の颯爽としていることといったら。第一作から見ていると、本当に感慨深いです。

ただ、あら、シュワちゃんは? セリフ取られちゃっていいの? と心配になりますよね。

ご心配なく。彼にも、ちゃんとアレンジバージョンが用意されています。

(あまり事前に知りたくない、というファンのために、これは最後に書きますね。)

 

2:Come with me. 

 

第一作で、未来からサラを守りに来たカイルが、サラを襲おうとしたターミネーターを

ライフルで撃ち倒し、彼女の腕をとって言うセリフ。

Come with me if you want to live. 

「死にたくなければ、一緒に来るんだ」

わけがわからず怖がっているサラに、カイルは、Come on! とうながします。


第二作では、シュワちゃんが、警察病院に収監されたサラを救いに来ていうセリフ。

ここにいたら殺されるという状況のなか、まだシュワちゃんを味方だと思っていないサラが、

倒れたまま逃げようとするところが、

第一作で、まだカイルを味方だと思わず、怖がっているところと重なります。(お洒落。)

 

そして今回は、ダニーを救いに来たグレースのセリフとして、装いも新たに登場。

Come with me or you’re dead in the next thirty seconds.

一緒に来ないと、30秒以内に死んでしまうよ、と、アレンジしてあります。

(字幕では、30秒ももたない、だったかな。ともかく、30秒という数字が、

第一作、第二作に比べて、新しいターミネーターがいかにパワーアップしたかを

表していますね!)

ここで嬉しいのが、そのあと、わけがわからずためらうダニーを、

グレースが、Come on! とうながすところ。カイルのセリフ、復活!

 

3:ditch the car

 

第一作で、カイルは、同じ車で逃げ続けると危険だからと、

途中で車を乗り捨てるシーンで登場する言い回しです。

I gotta ditch this car. 

当時、ditch とはなんだろう?と思って、辞書で調べた記憶があります。

「溝」という意味ですが、なにかを捨てる、というスラングでもあると知りました。

(恋人を捨てちゃうときなんかにも、使うらしいです。)

 

第二作で同じ言葉が出てきたかどうか、記憶にないのですが、

「ニュー・フェイト」では、サラのセリフとして登場。

ダニーとグレースとともに逃げる際に、やはり、この車を捨てないと、ということで、

We’ll need to ditch the car.

 

「ターミネーター」と「T2」を見直して、「ニュー・フェイト」ももう一度見たら、

もっといろいろ使い回しのセリフが発見できるかもしれません。

シリーズならではの楽しみ方ですね。

(わたしも、「ユリディケ」とサラファーンのシリーズで、同じセリフを使ったり

アレンジしたりして、ひとり密かに楽しんでいます。)


科学と人類という永遠のテーマを扱うこのシリーズでは、

それぞれのキャラクターが、どういう生き、どういう選択をするかが、

大きな魅力となっています。

ひとりひとりの選択が、未来を築き、未来を変える。

そうした理念も、I'll be back.の名セリフとともに、シリーズに共通して

作品の底辺を流れているのではないでしょうか。

 

最後に、I’ll be back. のセリフの「ニュー・フェイト」におけるシュワちゃんの

アレンジバージョンのことを。

(さっきも書きましたが、予備知識なしで観たい人は、読まないでくださいね。)

 

今回、彼は人間の女性と彼女の子と、家族として静かに暮らしているのですが

(職業:カーテン屋! 名前:カール!)

サラたちが現れたことで、家族に別れを告げます。そのときに言うセリフが、

I won’t be back.

泣けます!!

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