金木犀とすみれ2019年10月18日 17:45


雨の中の金木犀

金木犀の花が咲き始めました。
窓を開けると、さわやかな香りがただよってきます。
雨降りの一日でしたが、雨に濡れた花や葉も好きです。

レイ・ブラッドベリの作品に「十月はたそがれの国」という短編集がありました。
原題は、The October Country。(なんて素敵な訳でしょう!)
金木犀の香りと、オレンジ色の愛らしい小さな花を見ると、
なぜか毎年、そのタイトル本が浮かびます。
読んだのは学生のころで、内容は忘れてしまったのですけれど。

金木犀は、咲き始めもきれいですが、満開を過ぎて、朝起きると、
緑の芝生の上に、小さな花がたくさん散っているのも、大好きな光景です。
まるで、妖精たちが、ひと晩中パーティをしたあとのよう。
思わずほほえんでしまいます。

こちらは、すみれの種(右上、閉鎖花が三つに分かれて開いた中に、小さな種が並んで
いるのがわかるでしょうか)。左下に見えるのが、まだ新しい閉鎖花です。 

すみれの種

日を追うごとに、台風の被害の大きさがどんどんわかってきて、本当に胸が痛みます。
金木犀やすみれを見ながら、被害に遭った地域でも、金木犀や秋の花が咲いて、
大変な思いをしている人たちの心が、どうか少しでもなごみますようにと祈っています。

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