秋のすみれ2019年10月10日 17:13


ローマ郊外のすみれ

かつてローマ郊外でみかけたすみれは、花は咲いていなかったけど、
緑がとても清々しくて、その上で眠りたくなるほどやわらかそうでした(写真)。

すみれは大好きな花のひとつ。濃い青や紫、淡い紫、白など、どれも清楚で、
野の花というのが奥ゆかしくて、とても愛おしくなります。

春になると、道ばたや公園など、あちこちで見かけますが、
実家の庭にも、いつのまに種が飛んできたのか、春が訪れるたびに
小さな淡い紫の花を咲かせるようになりました。
たちつぼすみれかな。ローマで見たのと同じハート形の葉をしています。

いまの季節は、つぼみが開かないまま、ある日突然三つに割れては、
さかんに種を飛ばしています。
(閉鎖花というのだそうです。)
友だちに種を送ろうと思って手折ると、包んだ手の中で、ぱんぱんとはじけました。
かなりの勢い。手を開くと、茶色い小さな種が手のひらに。

よく観察すると、ものすごく遠くに飛ぶのです。
小さな花なのに、びっくりするほどたくましい。
ああ、そうして子孫を増やすんだなぁと思います。

サラファーンの星に登場する銀の森には、
楡と薄葉楓がひとつになった大木のもとこんこんと湧く泉があって、
そのまわりには、ありとあらゆるトーンの青い花が咲き乱れています。
すみれもそのひとつ。
青い花を思い浮かべたとき、大好きなすみれと忘れな草は、外せませんでした!
また、架空の鉱物、菫(すみれ)石は、
青みがかった濃い紫のすみれからイメージしています。

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