ユーモアのセンス ― 2019年08月13日 20:31
仙台の友人は、デビュー作のときも、サラファーンの星の時も
創作の女神となってくれた、古い大切な友だちです。
その彼女がまだ関東に住んでいたとき、
習い始めたばかりのフルートを披露してくれましたが、
もう一曲お願いと、アンコールする勇気はありませんでした。
(友情のため、理由は控えせていただきます。)
さて。それから1年ほどたったある日。
彼女が熱心に新しい曲に取り組んでいると、ご主人が勤め先から帰ってきました。
「あら、ちょうどよかった。一曲吹いてあげましょうか」
嬉々としていう彼女に、彼は、
「それはありがとう。でも、今夜はきみの声だけを聞いていたいなあ」
彼女が「まったく失礼よね」と笑いながら話してくれたのですが、
そのとき、ふたりがいつまでも仲のよい理由がわかった気がしました。
人を傷つけるようなことを口にせず、ピンチ(?)をユーモアで切り抜ける
思いやりと心のゆとり。
どのような場面でも、みんながこんなユーモアのセンスを持っていたら、
世の中はきっと、ずっと住みよいところになるのではないでしょうか。
わたしも、大いに見習いたいと、いつも思っています。
(友情と彼女の名誉のために、もうひとこと。
その後、彼女はめきめき腕を上げ、素敵な音色を響かせています♬)
コメント
_ nancy ― 2019年08月14日 06:37
_ fumiko ― 2019年08月14日 16:02
nancyさま
ありがとうございます。
誰かが支えてくれる力って本当に大きいですね。
温かなコメントにも、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
誰かが支えてくれる力って本当に大きいですね。
温かなコメントにも、感謝の気持ちでいっぱいです。
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ユーモアにあふれ、お互いに慕いあっているのが、会話の中から伝わってきます。
その友だちのおかげでこの素晴らしい大作が完成できたことに、思わず感謝せずにはいられません。