キャラクター相関図〜手描きラフ原稿2019年06月03日 16:41


キャラクター相関図no

相関図のラフ原稿です。最初に描いて、Webディレクターの荒川さんに渡したものです。
これを、デザイナーの畠山さんが、とてもわかりやすくきれいなチャートに仕上げたのが
公式サイトの相関図。これより少し人数を減らしています。

最初は、ご覧の通り、イラストを入れるのは中央の三人の予定でした。
ルシタナとリーヴは、ラフでは、本のジャケットのコピーです。
黒のジョーだけ、こんな感じ、というスケッチを描いてみました。

しかし! Webディレクターの荒川さんが、何人かに意見を聞いたところ、
口をそろえて、
「え? 三人だけ? それはないんじゃない?」
という意見だったそうです。そんなわけで、もう少しイラストを増やすはめに。

さて。残り数名。
頭の中のイメージを、超能力で念写できたらいいなぁ・・・なんて、夢みたいなこと
いってないで、少しずつ描かないといけませんね。

白猫のスーフィ〜メリサ号の21番目の乗組員2019年06月06日 17:35


猫のスーフィ21番目の乗組員 by fumiko

キャラクターの名前や地名は、音が聞こえる感じで浮かぶことが多いです。

ルシタナとか、ジョサとか、ロンドロンドとか。

でも、黒のジョーやダン伯父さんの名前を、祖父母の犬の名前からとったように

れっきとした?由来のある場合や、まれに、別の方法で決める場合もあります。

 

『石と星の夜』に登場する猫のスーフィは、そのまれな例のひとつ。

この真っ白な猫は、茶葉運搬船メリサ号の21番目の乗組員。

船のネズミ退治という重要な任務を担っていて、

見習い水夫で20番目の乗組員、孤独な少年パコの良き友だちでもあります。


どんな名前がいいかなぁ。いつものように、音は聞こえてきません。

じゃあ、考えないとなぁ。白猫もパコと同じ水夫だよね、とぼんやりと思いました。

水夫、すいふ、スーフ、スーフィ・・・。はい、決まり。

 

スーフィは、人なつこかった先代と違い、パコにしかなつきません。

船長以下全員、一度は猫パンチを食らっています。

 

メリサ号の船長は海軍出身で、『石と星の夜』では、極秘で王室諜報員のローラン、

ミコルト、ステランの三人を乗せます。

このときローランは、仲間に打ち明けられない秘密を抱えていました。

彼がひとりで甲板にいるとき、スーフィが近寄ってきます。抱き上げるローラン。

ふわふわのスーフィは、孤独なローランの心を、ほんのひととき、あたためます。

スーフィを探しに来たパコは、スーフィが自分以外の人間に抱かれているのを見て驚き、

優しい人なんだな、と感じます。

 

スーフィとパコ少年は、『星水晶の歌』の初稿にも登場していました。

負傷して海岸に流れ着いたある人物を発見するというお手柄を立てるのです。

残念ながら、最終稿でそのシーンはカットになりましたが

(ただでさえ、上下巻で長いのですよね…)

黒猫のアイラとともに、わたしにとって、とても大切なキャラクター。

モノクロのスケッチを描いてみました。

色はつけなかったけど、瞳はきれいなブルーです

あんずの季節2019年06月12日 16:34


杏ジャムと杏 by fumiko

杏が実る季節がめぐってきました。
子どものころから干し杏が大好きで、サラファーンの星にも、干し杏とくるみを
たっぷり入れた焼き菓子を登場させました。
ヨハンデリ夫人が焼くミンカです。

杏ジャムは、20代のころ手作りのをいただいて、その美味しさに恋に落ち、
信州から取り寄せて、自分で作るようになりました。
ジャムを作るときの甘酸っぱい香りもたまりません。

公式サイトの自然と暮らしコーナーでは、「食べ物」のアイコンは、迷わず杏に。
そのスケッチがこちらです。
(スキャンで取り込んだら、なぜかオレンジ色が赤くなってしまいました。)
公式サイトでは、いつものように、デザイナーの畠山さんが素敵なCGにしてくれました。
色もちゃんと杏色になっています♪

新鮮なものは、生で食べると、また格別です。
20代の終わりに、『ユリディケ』のささやかな印税で、安い航空券を買って
初めてヨーロッパを旅したときのこと。
フィレンツェで、イタリア人の友だちと一緒に、修道院に泊めてもらったのですが、
食卓にはいつも生の杏があって、そのみずみずしくて美味しかったことといったら!
今思いだしてもよだれが出そうです。

もぎたてだったのだと思います。杏は傷みやすいので、鮮度が命。
帰国してからは、一度もその味にであっていませんが、
信州で摘みたてを食べたら、きっと同じようにみずみずしいのでしょうね。
リーヴの思い出の郷土料理も、新鮮な杏を添えた栗麦粉のカシェルです。

ホトトギスの歌2019年06月14日 19:57

一昨日の夜、岐阜の実家で仕事をしていたら、突然
トッキョキョカキョク♬ と歌声が。
え? ホトトギス? まさか、と思ったとたん、もう一度
トッキョキョカキョク♬

春になるとよくウグイスが訪れるのですが(残念ながらこの三年ほど来ていません)
ホトトギスは、一度も来たことがありませんでした。
実家は住宅街にあり、緑はさほど多くないのに、どこに住んでいるのでしょうか。
野鳥に詳しい友だちにメールしたら、最近四国を旅したとき、やはりホトトギスが
夜、宿の外でさかんに歌っていたそうです。

朝から夜まで鳴くそうです。
サラファーンに出てくる星ツグミも、朝から晩まで歌います。
春歌鳥は早朝、夜明け前から歌います。
野鳥も鳥たちの歌も大好きで、物語にもついいろいろ登場させてしまいます。

骨折の治療で通っている病院の駐車場には、防犯カメラの上(!)に、
ツバメが巣を作っています。
最初は卵を温めていて、ぬいぐるみのようにじっと動かなかった親鳥。
可愛い雛が6羽もかえって、今ではさかんに餌を運んでいます。
みんな無事に巣立ちますように♬

満月と木星2019年06月19日 20:27

一昨日の夜は雲が切れ、きれいな満月が見えました。
すぐ右隣には木星が輝いていました。
よく晴れていれば、左には土星も見えたようです。

昨夜の十六夜の月は、やわらかな薄紅色でした。雲がうっすらかかっていた
からでしょうか。木星も少し離れたところに見えました。
今夜は雲がかなりでていますが、現在、木星がちらっと見えています。

夜空に輝く月や星を見ていると、心まで澄んでくるような気がします。
サラファーンの星にも、月や星はたびたび登場します。

物語を書くにあたっては、『星の羅針盤』のプロローグ(リーヴの一家の逃亡シーン)
アルディス暦2298年1月(星降月)から、物語が終わる2300年の夏まで、
月齢カレンダーを作りました。
夜空の情景描写は、それを見ながら書いたり、この出来事は振るような星空の
新月の夜でなきゃね、というときには、新月の日付を選んだりしました。