ブラックホールと大聖堂2019年04月18日 23:28

4月10日、ブラックホールが初めて撮影されたというビッグニュースが
世界を駆けめぐりました。
地球上の8つの電波望遠鏡を統合させ、地球サイズの仮想望遠鏡でとらえたのです。
子どものころはSFでしかなかったその神秘の存在が、ついに姿を見せてくれた!
本当に、胸が躍りました。
アインシュタインとホーキング博士も夜空のどこかで乾杯しているのではないかな。
そんなことを思いました。

その興奮がさめやらぬなか、今度は、ノートルダム大聖堂の火事という衝撃のニュースが
世界を駆けめぐりました。あまりのことに、ただ呆然とするばかりでした。
パリを訪れたのは20年前。
エッフェル塔はミレニアム、西暦2000年へのカウントダウンを表示していて
それが、100から99、98…と変わりゆく秋でした。
今ほど観光客はいなくて、毎日のんびり気ままに歩きまわりましたが、
ノートルダム大聖堂の荘厳な姿は、光の街パリの象徴として、セーヌの流れとともに、
今も心に残っています。

ただ一度旅しただけの日本人の私でも、深い喪失感に襲われるのに、フランスの人たちは
どんな思いでいるでしょうか。本当にいたたまれません。
まだはっきりわかりませんが、薔薇窓と祭壇の十字架は無事との情報があります。
どうかそうでありますように。

地震で倒壊したニュージーランドのクライストチャーチ大聖堂の姿が重なります。
かつて旅したとき、青空を背景に花の街の中心にたたずんでいた大聖堂。
あの美しかった大聖堂もノートルダム大聖堂も、一日も早く再建されることを祈っています。

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